SASAmemo 祐三さんの期待

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昨シーズンのザスパにおいて思うようにいかなかったひとつに、いわゆる若手選手たちの活躍が多くなかったことがあります。

近年のザスパは、大卒ルーキーの活躍がゴール、勝利への大きな原動力になっていました。しかし、昨シーズンは、大卒、高卒ルーキー、もしくは、2年目の選手で、出場試合が10試合を越えた選手は「0人」、出場時間で言うと、450分、つまり5試合フル出場相当を記録した選手も「0人」でした。もちろん、ケガなどもありましたので、一括りにできない部分もありますが、我々、ファン、サポーター以上に、当該選手たちが最も悔しい思いをしたのではないでしょうか?

そんな若手たちのいい兄貴分になっているのが、ご存じ、祐三軍団の総帥(!?)、岩上祐三選手です。

岩上選手をリーダーに、川上優樹選手、天笠泰輝選手、山田晃士選手などの若手を中心に構成されている(SASAnote調べ)という祐三軍団。時にサッカー界の難しさ、不条理さを岩上選手が、厳しくも、愛をもって(?)若手たちにピッチ内外で伝えていると聞きます。公開練習に行けば、今シーズン、プロ11年目を迎える岩上選手と若手選手が、ピッチ内外でフランクな関係で過ごしている姿をよく目にします。

そんな、岩上選手に、沖縄キャンプ中のリモート会見で、若手の期待へ質問がおよぶと、「若手には期待していないです!(笑)」とバッサリ。他にも、若手選手とのコミュニケーションについて聞かれると、「あいつらは絡んでこないもん!俺から絡んでも、2枚も、3枚も壁がある。まだ破けていない。」と厳しいご意見。

とは言え、若手の立場から見れば、経験豊かで、オーラでまくりの岩上選手は、恐れ多く、近寄りがたい存在。2日夜に行われたクラブの公式インスタライブでは、高卒ルーキーの岡本一真選手も、「強いて言うなら、祐三さんは怖い(笑)」と話すなど、やはり気軽に行ける選手ではない、特別な存在感がある選手です。

写真提供:ザスパクサツ群馬

それでも、やはり今シーズン、副キャプテンを務める岩上選手は、若手の事を思い、そして、チームの勝利のために常に強い思いを持っています。

沖縄キャンプで順調な調整が続くチームのここからのポイントを問われると、「新加入選手が入ったし、高卒、大卒も入ってきたそこを如何に融合させるかが課題。キャンプはいいものになっているので、そこを深く詰めていけたらいいと思う。」と話しています。大卒、高卒ルーキー、2~3年目だけでなく、新加入選手にも、20代前半の若手は多く、まとめ役のひとりである岩上選手が、どうまとめ上げるか注目されます。

また、新監督の大槻毅監督についても、「コミュニケーション取ってくれる人なので非常にやりやすい。こちらから言いたいことも言える感じだし、大槻さんも何かあれば『俺のところに来い!』というスタンスの監督」と話し、その上で、「若手は、(監督に)直接、言えないだろうけど、若手が『こんなことを言っていたよ』と言うのは、ボクや(渡辺)広大さん、(細貝)萌さんで伝えている。」と話すなど、チームが皆でより良い方向を向き、ゴールと、勝利を掴むためにパイプ役を務めています。

だからこそ、若手には、まだまだ今のままでは「期待できない」という愛情のこもった言葉なのかなと推察します。

そんな若手選手について岩上選手は、「若いからといって、『まだ俺はいいや』という雰囲気になっているのはあるので、そこはもっとガツガツ来てもいいのではないかと思う。それは、プレー中や、練習以外の所でも、サッカーの事じゃなくても、年下から年上の選手に話しかけてもいいと思う。それがチームだと思うから。」と話します。

写真提供:ザスパクサツ群馬

自身としても当然、勝利を求め、そして、ともに戦う仲間、応援するサポーターに事も、常に思い、意識する岩上選手。副キャプテン、若手の良き兄貴分、さらには、サポーターの期待を一身に背負うキープレーヤーとして、役割は多岐にわたりますが、今シーズンも、岩上祐三選手に魅せてもらいましょう!!

あ、それと、岩上選手から、「今シーズンはスタジアムで『8番』のユニフォームがたくさんあることを期待している!!」とメッセージを預かっています。我々、サポーターも、期待に応えないといけませんね!!

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