10日月曜、新体制発表会を終えたザスパクサツ群馬は、前橋市の敷島公園にあるアースケア敷島サッカーラグビー場で、チームの初練習を行った。
この日は、およそ2年ぶりとなる県民、ファン、サポーターにも練習が公開され、祝日もあいまって多くの方々が見守る中でのチーム始動となった。そんなサポーターに向け、赤堀洋代表取締役社長、新監督の大槻毅監督が挨拶。
さらに選手を代表してザスパ4シーズン目となる渡辺広大選手が挨拶。
M-1グランプリ王者の錦鯉の掴みネタ、「こんにちわ~!!」で早々にサポーターの初笑いを届けることに成功した。もちろん、笑だけでなく、「やってみなきゃわかりません!J1昇格も、一桁順位も!」と頼もしいメッセージを届け、初練習がスタートした。
まずは全員でジョグ、そして、ストレッチなどで体をほぐす。おなじみのメンバーを中心に大きな声も飛び、笑顔も広がり、雰囲気よく動き出す。
徐々にフィジカルの強度も増し、サイドラインからサイドラインまでのダッシュ。
その後、ボールを使ったトレーニングに。始動日ではあるが、選手の動き、切り替えも激しく、球際もしっかり行く。10m四方の広さから始まったボールトレーニングも、エリアを広げながらハーフコートサイズまで広げる。
幅を使う部分、サポートの部分も求めながら、初日からかなり強い強度で、ハードワークを求める内容となった。
自主トレなどもし、初日に合わせてきた選手も、かなり堪えている様子。ただ、選手たちもスタッフ陣の要求に応えるべく集中を切らさず、積極的な動きを見せ続けた。
1時半の予定だった初日のトレーニングは、気が付けば2時間を超えた。クラブ誕生20周年の今シーズン、自らを超えることをスローガンに掲げたザスパは、その思いを集まったサポーターにしっかりと届ける内容で初日を終えることになった。
今シーズンも、長いシーズンが始まった。これまでのザスパを、そして、自らを超えるためにサポーターも負けていられない。