【GreenWings】副キャプテンの白岩蘭奈選手、松尾奈津子選手ら、12選手の退団を発表

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SVリーグ女子の群馬グリーンウイングスは、25日、今シーズンをもって、副キャプテンの白岩蘭奈選手、キャプテン経験のある松尾奈津子選手ら、12選手の退団を発表した。

退団選手のお知らせ(群馬グリーンウイングス 公式サイト)

退団するのは、白岩選手、松尾選手のほか、栗栖留生選手、目黒愛梨選手、正木七海選手、小林知加選手、清水愛選手、林田愛佳選手、小出雛選手、タナパン・ウィモンラット選手、閑田千尋選手、マルティニューク・アリョーナ選手だ。

なお、グリーンウイングスは、松尾選手、白岩選手はチームに残りチームスタッフとして活動することも併せて発表している。

白岩蘭奈選手は、グリーンウイングスで3シーズンプレーし、今シーズンは37試合85セットに出場した。スピードとキレのあるスパイクでチームの攻撃を支え、特に今シーズンは、2枚替えのオポジットとして起用された。また、SVリーグ初年度は、副キャプテンの重責も担い、コート内外でチームメイトを鼓舞する姿が印象的だった。そして、チームの顔としても高い人気を誇り、リーグのオールスターにもグリーンウイングスから選手として、唯一の出場となった。

松尾奈津子選手は、2020-21シーズンの途中に加入し、4シーズン半プレーした。今シーズンはセッターとして13試合38セットに出場した。安定感のあるセッターとしてゲームをコントロールするとともに、2シーズンに渡り、キャプテンを務めた。キャプテンを務めた時期は、当時のトップリーグであるV1入りを目指した激しいV2の争いやV1とのチャレンジマッチに加え、新型コロナウイルスによる社会的な影響を最も受けた時期で、彼女のリーダーシップがなければ、SVリーグで戦う、今のチームはなかったに違いない。

栗栖留生選手は、リベロとして4シーズンプレー。常に全力プレーでボールを拾い続けるとともに、明るいキャラクターでチームメイトから愛され、精神面でも多くの選手を支える存在として欠かせない存在だった。ただ、今シーズンは、シーズン序盤に左アキレス腱断裂の大けがを負い、6試合19セットの出場に留まるなど、悔しいシーズンになった。

目黒愛梨選手は、2シーズンに渡りプレー。ミドルブロッカー、そして、アウトサイドヒッターとして、チームの最前線で相手と対峙した。力強いスパイク、気迫あふれるプレーが持ち味で、彼女が決める1本のスパイクは、常に試合の流れをグリーンウイングスに引き寄せる不思議な力があった。今シーズンは、去年7月のサマーリーグ東部大会では敢闘賞を受賞、リーグ戦では、10試合7セットに出場した。

正木七海選手は、アウトサイドヒッター、オポジットとして3シーズンに渡りプレー。大型のサウスポーで、大きなスイングから繰り出されるスパイクでファンを魅了した。今シーズンは、齋藤真由美監督のもと、飛躍的な成長を遂げ、、33試合84セットに出場するなど、コートの中でも存在感を見せてくれた。

小林知加選手は、5シーズンに渡りプレー。今シーズン、35試合95セットに出場。安定したレシーブ力を武器に、シーズン序盤はリベロとして活躍、その後、シーズン中盤からは、レシーバーとして試合中の守備の安定をもたらすとともに、高いサーブ力を武器に、リリーフサーバーで起用され、流れを呼び込むプレーで、チームに貢献した。

清水愛選手も5シーズンプレーし、今シーズンは、25試合40セットに出場した。高さとリーチの長さを活かし、ブロック、アタックで存在感を見せた。激しいミドルブロッカー争いの中で、出場機会は限られたかもしれないが、起用された時には、確実に仕事をこなす、実直な姿勢が印象的だった。

林田愛佳選手は、ミドルブロッカー陣の中心として、34試合98セットに出場するなど、シーズンを通して活躍した。気迫あふれるプレーと、仲間を勇気付ける大きな笑顔で、ゲームはもちろん、メンタル面でもチームを支える大きな存在だった。アタック、そして、ブロックの1本、1本がチームに勢いをもたらす欠かせないものだった。2シーズンに渡り、力の限りを尽くしてくれた。個人的には、福岡大学時代のインカレ準優勝の時から応援していた選手なだけに退団は残念でならない。

小出雛選手は、新加入リベロとして、16試合34セットに出場した。コンディションの関係もあり、コートに立つ時間は限られてしまったが、笑顔いっぱいの献身的なプレーでしっかりとチームを下支えしてくれた。

タナパン・ウィモンラット選手は、アジア枠の新外国人選手として加入し、39試合87セットに出場。機動力を生かし、長い腕でスパイク、ブロックとネット際で攻守に活躍を見せた。特に、ゾーンに入った時は手が付けられない活躍を見せてくれた。チームは離れるが、オフにはタイ代表にも選出された。更なる成長、活躍にも注目だ。

閑田千尋選手は、ルーキーセッターとして、21試合68セットに出場。セッターとして、スタート、途中問わず、チームに流れを呼び込むトスワークでゲームをコントロールした。攻撃的な姿勢も貫き、常に相手にとって脅威を与える存在だった。まだまだ、その成長を見続けていたかっただけに、1年での退団は残念だ。

マルティニューク・アリョーナ選手は、26試合86セットに出場した。今シーズンの新外国人選手としてチームに加わり、高さと力強いスパイク力を武器に、チームを支えた。シーズン序盤から中盤にかけては、本来の良さを発揮できない試合もあったが、チームになじんできた終盤にかけては、連携面が向上し、チームの勝利に大きく貢献した。

SVリーグ初年度となった今シーズンは、それぞれに持ち味を発揮し、活躍をしてくれた。ひとりとして欠けても、この結果は得られなかったろう。群馬グリーンウイングスのSVリーグ元年に力を尽くしてくれた選手たちに、感謝の思い以外なにもない。それぞれに次なるステージでも活躍してくれることを願うとともに、引き続き、応援をしていきたい。

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