【GreenWings】齋藤真由美ヘッドコーチが退任、新たに坂本将康ゼネラルマネージャーが新へッドコーチに就任

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群馬グリーンウイングスは、28日、3シーズンに渡り、チームの指揮をとった齋藤真由美ヘッドコーチが5月31日付けで退任し、新たなヘッドコーチに、坂本将康ゼネラルマネージャーが就任すると発表した。

なお、齋藤真由美ヘッドコーチはゼネラルマネージャーに就任しチーム活動を継続するとも発表している。

ヘッドコーチ交代のお知らせ(群馬グリーンウイングス 公式サイト)

齋藤ヘッドコーチは、2022-23シーズンから就任し、チームのトップカテゴリー昇格に力を尽くすとともに、初のトップカテゴリー挑戦となったSVリーグ1年目で5勝を挙げるなど、存在感を示した。

就任当初から、「全員バレー」をコンセプトに、選手との対話、融和をベースに、チーム作りを行い、レギュラーを固定せず、全選手をフル活用してトップカテゴリー昇格を目指し、指揮を執った。

また、現役時代から高い人気を誇り、グリーンウイングスのヘッドコーチに就任してからも、圧倒的な知名度で、チームの認知向上にも貢献した。

一方、新たなヘッドコーチに就任する坂本ゼネラルマネージャーは、今シーズン、現職に就任した。

自身は、東京都出身で、明治大学を卒業後、松下電器(現在のパナソニック・パンサーズ)に加入、その後、海外でのプレーを経て、東京ヴェルディ、東京ガス(現在の東京グレートベアーズ)でプレーした。

現役引退後は、指導者の道を進み、JTマーヴェラス(現在の大阪マーヴェラス)でコーチを経験し、その後、東京グレートベアーズで監督、ゼネラルマネージャーに、さらに、19-20シーズンからは、PFUブルーキャッツ(現在のPFUブルーキャッツ石川かほく)で6シーズンに渡り、監督としてチームを率い、今シーズンからグリーンウイングスのゼネラルマネージャーに就任した。

グリーンウイングスでは、PFU時代の教え子でもある髙相みな実を獲得、また、PFUでコーチだった 舟越悠二、和才奈々美、両コーチを招へいするなど、自身の人脈を生かし、チーム作りを進めた。また、今シーズンの内定選手たちにおいても、坂本ゼネラルマネージャーが獲得に力を尽くしたという。

チーム作りにおいては、人材の獲得だけでなく、齋藤ヘッドコーチと協調し、戦術、技術面でも、力を尽くすなど、齋藤ヘッドを積極的に支えてきた。

齋藤ヘッドコーチは、現在のグリーンウイングスのベースを作ってきただけに、今回のヘッドコーチ交代は、先日、発表された12選手の退団とあわせ、新たなステージに向かう事を意味する。

ただ、前述でも述べたように、今シーズンのチームには、坂本カラーもすでに入っていると言っていいだろう。それだけに、大きな路線変更というよりは、継続路線の中で、選手の入れ替わりを行い、さらなるレベルアップを目指すことになりそうだ。

退団12選手には、主力選手も多く含まれており、来シーズンのSVリーグに向け、さらなる新戦力の獲得があるだろう。そうした部分でも、坂本新ヘッドコーチの手腕に注目だ。

一方で、齋藤ヘッドコーチは、ヘッドコーチこそ退任するものの、引き続き、ゼネラルマネージャーとしてチームにとどまってくれたことは非常に頼もしい限りだ。選手たちからの信頼も厚かっただけに、継続する選手たちにとっても影響は最小限にとどまりそうだ。

ゼネラルマネージャーとしてチームに残る事で、グリーンウイングスの精神的なコンセプトは継続しつつ、チームの顔として、対外面でもますます活躍してくれるだろう。

SVリーグ1年目は、初勝利から5勝を上げ、一定の成果を得た。だが、リーグ最下位に終わり、この舞台で戦う、厳しさ、難しさも味わった。指導経験豊かな坂本新ヘッドコーチ、そして、カリスマ性の高い斎藤ゼネラルマネージャ。役割が入れ替わったが、これまでの良好な関係性はそのままに、それぞれの良さを最大限に生かし、群馬グリーンウイングスを次なるステージに押し上げてもらおう。

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