2021シーズンのF1も残り2レース。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)によるチャンピオン争いも大詰めを迎えようとしています。やはりシーズン最終盤までチャンピオン争いが続くのは楽しいですね。
そして、F1を目指すドライバーたちによるFIA F2も、9月下旬のロシア・ソチ以来、およそ2か月ぶりに再開。F1と同じスケジュールで、2ラウンド6レースが行われます。
F2は、1ラウンドで、予選のPP、FLポイントも含め、最大65ptが獲得できるため、チャンピオン争いも、まだまだどうなるかわかりません。数字上、チャンピオンの可能性を残しているのは9人。
※各レースのFLポイントを失念していました。1ラウンド最大65pt取得可能、チャンピオン可能性は9人でした。
1 オスカー・ピアストリ 178pt
2 チョウ・クァンユ 142pt
3 ロベルト・シュワルツマン 135pt
4 ダン・ティクタム 129pt
5 テオ・プルシェール 120pt
6 ユーリ・ヴィップス 102pt
7 ジェハン・ダルバラ 96pt
8 リアム・ローソン 80pt
9 フェリペ・ドゥルーゴヴィチ 59pt
ポイントリーダーは、アルピーヌ育成で、来季、F1アルピーヌチームのリザーブドライバーに決まったオスカー・ピアストリ。
Aussie, Aussie, Aussie 💪 @OscarPiastri is SIGNED as our Reserve Driver for 2022. Congratulations on your #AlpineAcademy graduation, Oscar, welcome to the Race Team.@AlpineRacing pic.twitter.com/3XhFAcCf0z
— BWT Alpine F1 Team (@AlpineF1Team) November 16, 2021
そして、ランキング2位には、来季、F1アルファロメオのレギュラードライバーに決まったチョウ・クァンユが付けています。3シーズンドライブしたF2をついに卒業し、F1にステップアップする彼の走りには注目が集まりそうですね。
2022 @alfaromeoracing F1 Driver!
A kid’s dream come true…
First Chinese 🇨🇳 F1 driver.Lots of emotions going through my mind right now, I’m just so grateful for this opportunity, Thanks to everyone who believed me supported me on this journey. #F1 #TeamZHOU pic.twitter.com/WBbkcqotGZ
— 周冠宇 | Zhou Guanyu 🇨🇳 (@ZhouGuanyu24) November 16, 2021
ロシア・ソチを終え、ピアストリが、2位以下に36pt差を付けている優位な状況ですが、ノーポイントレースが続くようになると、すぐに差が縮まり、逆転もあるかもしれません。チャンピオンの資格を持つドライバーたちの攻防が激しくなりそうです。
また、先にシーズンが終了したFIA F3からも複数のドライバーが参戦。
F3ランキング2位のジャック・ドゥーハンと、ランキング3位のクレモン・ノバラクが、MPモータースポーツから参戦、ランキング8位のオリー・コールドウェルがカンポスレーシングから参戦します。3人は、サウジアラビア、アブダビともに参戦、一方、ランキング7位のローガン・サージェントはHWAから。彼は、とりあえず、今回のサウジアラビアに参戦しますが、アブダビは未定の様です。
特に、2輪の伝説的ライダー、ミック・ドゥーハンを父に持つ、ジャック・ドゥーハンがどんな走りを見せるのか楽しみですね。
Jack Doohan will replace Richard Verschoor for the final two rounds. At Jeddah and Yas Marina, Doohan will team up with fellow F3 graduate Clément Novalak.
Richard steps aside due to funding issues. We've had a great season together where he won his first F2 race at Silverstone pic.twitter.com/46wX55YhZO
— MP Motorsport (@OfficialMPteam) November 29, 2021
一方、シートを獲得するドライバーもいれば、失うドライバーもいるわけで、ドゥーハンにシートを譲ることになったリチャード・フェシュフォーは、SNSを通じ、資金不足が理由だったことを明かしています。シールバーストンのスプリントレースでは優勝し、ランキング10位と速さも示しましたが、速さだけでは戦えない世界なんだというのを改めて感じました。
Unfortunately this is the end of the season for me. It wasn’t meant to be, lack of budget has decided I will not continue in @formula2. Money has always been my biggest rival and this time it did beat me, on the other hand; If one door closes, another door will open. Thanks you❤️ pic.twitter.com/hcdjULpmdD
— Richard Verschoor (@R_Verschoor1) November 29, 2021
他にも注目ドライバーという事で、来季、フォーミュラE参戦が決まった、ランキング4位のダン・ティクタム
NEWS: Please join us in welcoming @DanTicktum to NIO 333 Formula E Team!@FIAFormulaE #ABBFormulaE #AlwaysForward #NIO333FE pic.twitter.com/dpXkmUzW13
— ERT Formula E Team (@ERTFormulaETeam) November 25, 2021
インディ参戦が決まったクリスティアン・ルンガー
BIG NEWS! Joining @RLLracing for the 2022 @IndyCar Series 🇺🇸
I'm delighted to share this, it's been a crazy year in many ways and I'm pleased to have my immediate future sorted. Working with @RLLracing will be an honor and a great opportunity in my career. pic.twitter.com/pvbHFDXoik
— Christian Lundgaard (@lundgaardoff) October 20, 2021
そして、日本人ドライバーで、トライデントからフル参戦の佐藤万璃音選手の活躍にも期待ですね!
🇯🇵📺🍣
💬 @SATO_MARiNO #F2 #RoadToF1 https://t.co/3AyaAhY8Fd pic.twitter.com/xV9cKR2iM1
— Formula 2 (@Formula2) November 6, 2021
シーズンのタイトル争いはもちろん、そして、これからのモータースポーツ界を引っ張る可能性がある才能豊かなドライバーたちの戦いに注目ですね。