来季、J3を戦うザスパ群馬は、18日、FW佐藤亮選手がJ2愛媛に完全移籍したと発表した。また、FW髙澤優也選手と契約更新したと発表した。そして、ザスパは、この日までに、J1鳥栖から育成型期限付き移籍で加入したFW樺山諒乃介選手と契約が満了し、自身は、来季、J3北九州へ育成型期限付き移籍すると発表した。
佐藤亮は、2023年に加入し、今シーズンが2シーズン目だった。ザスパでは、主に右SHで活躍し、突破力と精度の高いキック、そして、ゴール前での勝負強さで、チームのゴールと勝利に貢献した。また、気持ちのこもった熱いプレーとコメントで、サポーターからの人気も高かった。
加入1年目は、42試合にフル出場し、6ゴールを記録した。しかし、今シーズンは、シーズン途中のケガなどもあり、リーグ戦は、23試合3得点にとどまった。
佐藤は、クラブを通じ、「もう一度、ザスパの一員としてJ2復帰を目指したい、力になりたいと思う気持ちは日に日に増すばかりでした。自分がプロサッカー選手になると決めた日から目指すものは今も変わることのない、『上を目指し続ける』ということ。だからこそ、この決断をしました。」などとコメントしていて、今回の移籍が難しい決断だったことをうかがわせている。
ザスパにとっては大きな痛手となるが、やはりより高いカテゴリーで戦う佐藤の姿を見たい。更なる活躍を、そして、またともに戦えるよう、我々も頑張るのみだ。
佐藤亮選手 愛媛FCへ完全移籍のお知らせ(ザスパ群馬 公式サイト)
契約更新となった髙澤は、今シーズン、大卒ルーキーで加入した、2019年以来、6シーズンぶりの復帰となったが、リーグ戦21試合、3得点にとどまった。エースとして活躍が期待されたが、今季は、髙澤が待つ、前線までボールが入らず、チームとして彼を活かす事ができなかった。また、シーズン終盤には、ケガで離脱し、来シーズンに向け、万全を期すため、治療に専念することになるなど、不完全燃焼なシーズンとなってしまった。
髙澤は、クラブを通じ、「2025シーズンもザスパ群馬でプレーさせていただくことになりました!今年の不甲斐なさ、悔しさを来年ザスパを応援してくださる全ての方々と晴らしたいと思っています。ザスパに戻ってきてくれてありがとうと思ってもらえるように、来年は必ず、チームの目標と個人の目標を達成します!めちゃくちゃ点取るから、みんなで最高のシーズンにしましょう!来シーズンもよろしくお願いします」とコメントしている。
ザスパがJ2復帰を果たした2019年は、髙澤の活躍が大きな要因にもなった。まずは万全のコンディションで、新シーズンのスタートを切ってもらい、チームとしても彼の強さ、特徴を最大限に生かし、前回、J2復帰の再現を果たしてもらおう。
樺山は、7月1日に、J1鳥栖から育成型期限付き移籍で加入した。ザスパでは、リーグ戦15試合に出場し、1得点を記録した。左右のSHとして、スタメン、途中出場関わらず、高い突破力と足元の技術を披露し、チームに尽くしてくれた。また、試合を重ねるごとに、周囲との連携も高まり、チームに確かな変化を与えてくれた。
樺山は、クラブを通じ、「半年間ありがとうございました。チームを救うことができなくて、とても悔しく思っています。群馬での経験や悔しさを活かして次のチームでも頑張りたいと思います。来年昇格争いが出来ることを楽しみにしています!ありがとうございました!」とコメントしている。
ザスパとの契約は満了し、自身は、J3北九州に育成型期限付き移籍し、新たなシーズンを迎えることになる。J1でも十分に活躍できる実力の持ち主だけに、ザスパにとっては手ごわい存在となるが、彼の活躍する姿にも期待し、これからもエールを送り続けたい。
樺山 諒乃介選手 サガン鳥栖からの育成型期限付き移籍期間満了のお知らせ(ザスパ群馬 公式サイト)