来月(10月)開幕を控える女子バレーボール・SVリーグの群馬グリーンウイングスは、11日、新たに3人の外国人選手が加入したと発表した。
3選手は、タイ出身で、ミドルブロッカーのタナパン・ウィモンラット選手(22歳)、ポーランド出身で、アウトサイドヒッターのリエフスカ・ナターリア選手(23歳)、モルドバ出身で、オポジットのマルティニューク・アリョーナ選手(33歳)だ。
チームによれば、3選手は、9月上旬からチームに合流し、すでにトレーニングを行っているという。
外国人選手加入のお知らせ(群馬グリーンウイングス 公式サイト)
ウィモンラット選手は、昨シーズン、V1女子の東レアローズに在籍し、レギュラーシーズン20試合51セット出場、総得点80点、アタック決定率43.5%、平均セットブロック0.39本、サーブ効果率6.7%などの数字を残している。
ジュニア時代から年代別のタイ代表として活躍し、昨年は、タイ代表として、アジア選手権に出場し、チームの優勝に貢献している。
180センチとSVリーグのミドルとしては決して大型ではないが、昨シーズンに続いての日本でのプレーとなり、順応早く、力を発揮してくれそうだ。
ナターリア選手は、ポーランド、トルコのクラブで活躍し、今回、日本で初めてのプレーとなる。何より192センチとグリーンウイングスにない高さが魅力だ。また、彼女の父親はハンドボールの選手として、ポーランド代表で活躍し、現在は、ナショナルチームのコーチを務めているアスリートファミリーだ。代表経験はないが、年齢も若く、試合を重ねるごとにアスリートとしての成長も加速してくれるだろう。
アリョーナ選手は、ルーマニアとウクライナの間にあるモルドバ共和国出身で、ナショナルチームの選出経験もある選手だ。ルーマニア、トルコのクラブでキャリアを重ね、2018-19シーズンには韓国・GSカルテックス、また、20-21シーズンには、当時、V1のヴィクトリーナ姫路でもプレーするなど、アジア、日本でのプレー経験もある。プレイヤーとしてのキャリアも長く、若いチームにおいてプレー面だけでなく、意識の部分でも影響を与えてくれることを期待したい。
チームは、3選手を迎え、「SVリーグ戦う布陣が整いました。強化された群馬グリーンウイングスへのご声援よろしくお願いいたします。」とコメントしている。
チームは、この後、合宿を行う予定で、今回発表になった3選手との融合を深めるともに、SVリーグ開幕に向け、さらにチーム力を高める計画だ。
グリーンウイングスは、10月14日月曜、15日火曜の2連戦で、桐生市の桐生ガススポーツセンターにAstemoリヴァーレ茨城を迎えて新シーズンが開幕する。