サッカーJ2のザスパ群馬は、1日、いずれも、J1のサガン鳥栖からFWの河田篤秀選手(31歳)を完全移籍で、FWの樺山諒乃介選手(21歳)を育成型期限付き移籍で獲得したと発表した。背番号は、河田選手が「32」、樺山選手が「28」だ。

河田選手は、大阪府出身の31歳で、Jリーグでは、鳥栖の他、新潟、徳島、大宮でプレーするなど、Jリーグ通算218試合51得点を記録している。J2では2019年に徳島で13得点を記録するなど、実力、実績とも十分な即戦力FWだ。
ザスパは、河田選手の特徴について、「優れたボディバランスとゴールへの嗅覚で決定的な仕事をするストライカー。ボールを持ったらまず相手ゴールを狙い、前線からの積極的なプレスも厭わない献身性を備える。」と紹介している。
河田選手はクラブを通じ、「自分を必要としてくれたチームに感謝しています。目に見える結果で応えたいと思っています。ひたむきに、泥臭く、全力で頑張りますのでよろしくお願いします。」とコメントしている。

一方、樺山選手は、大阪府出身の21歳で、興国高校から2021年にJ1横浜FMへ加入し、J2山形への期限付き移籍などを経て、2023年からトスでプレーしている。J2でプレーした、2021年、22年ともに2ゴールずつを記録するなど得点面でも期待が高まる。
ザスパは、樺山選手の特徴について、「力強いドリブルを武器とするアタッカー。攻撃的なポジションならどこでもこなせるユーティリティ性と足元の高い技術で周囲を生かしながら、決定的な仕事が出来る。」と紹介している。
樺山選手はクラブを通じ、「群馬のために全力で頑張ります。残留のために全力を尽くします。」などとコメントしている。
Jリーグへの登録手続きが済めば、樺山選手は、次節の愛媛戦から、河田選手は、13日の鹿児島戦から出場できる。
リーグ最下位に苦しむザスパだが、課題の得点力という部分で、個人能力の高さ、そして、J2で実績があり、力を発揮できる選手を補強することに成功したのは大きい。ザスパに残された時間は、少なく、厳しい状況に変わりないが、両選手が、J2残留の切り札となってくれることを期待しよう。