サッカーJリーグは、23日、2024シーズンのJ1からJ3、各クラブのホーム開幕カードを発表し、ザスパは、2月23日金曜、24日土曜、25日日曜のいずれかの日程で、ホームにJ2復帰を果たした鹿児島ユナイテッドFCを迎えて対戦することが決まった。
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2024
開幕カード発表📣
\#2024明治安田J2リーグ の開幕カードが決定🙌
開幕戦はホームで #鹿児島ユナイテッドFC と対戦🔥#ザスパ群馬 としての初陣、2ヶ月後のスタジアムでお待ちしております✨
詳細はこちら➡️ https://t.co/Pj00y9gSx7#thespa #everonward pic.twitter.com/B3VSs2Y3lG— ザスパ群馬/THESPA GUNMA (@OfficialThespa) December 23, 2023
なお、開催日、キックオフ時刻、スタジアム、TV放送等を含めたその他詳細は1月23日火曜に発表される予定だ。
鹿児島は、今季、J3で2位となり、来シーズンは、クラブとして初めてJ2昇格を果たした、2019年以来のJ2での戦いとなる。
今シーズンは、前半戦に一時、首位に立つ時期もあったが、夏場に連敗を繰り返し、思うように勝ち点を伸ばせず、8月22日に就任2年目の大嶽直人監督が退任。大島康明ヘッドコーチを監督に昇格させ、立て直しを図ると、これが成功。そのまま、シーズン終盤の昇格争いも制し、2位に入り、クラブを5年ぶりのJ2へ押し上げた。
J2初挑戦の2019年は1年でJ3降格となったものの、大島監督と契約を更新、J2復帰を果たした勢いもあるだろう。また、今季は、J3からの昇格組だった藤枝が12位、いわきも18位と、J2残留に成功しており、J3勢の力も侮る事など到底できない。大槻毅監督3年目で、チームのベースはあるザスパにアドバンテージはあるかもしれないが、気を引き締めて臨まなければ、手痛い一発を喰らわされかねないだろう。
なお、ザスパと鹿児島のリーグ戦での対戦は、ともにJ3だった2018年に2試合あり、1勝1敗だ。この時は、それぞれのアウェイゲームで勝利している。
<2018 明治安田生命サッカーJ3リーグ ザスパvs鹿児島 対戦成績>
第6節 4/7土曜 ×0-2(H)
第19節 7/22日曜 ○2-0(A)得)小林竜樹、阿部巧
また、鹿児島の前身チームのひとつであるヴォルカ鹿児島とは、JFL参入を懸けた、2003年の第27回全国地域リーグ決勝大会・1次ラウンドで対戦し、ザスパが1‐0で勝利を収めている。
<2003年 第27回全国地域リーグ決勝大会・1次ラウンド>
第1日 11/14金曜 ○1-0(富山・高岡スポーツコア)得)フラビオ
さらに、鹿児島の監督である大島康明監督は、ザスパがJリーグ入りを目指していた2004年、当時のJFLでライバルチームだった大塚製薬(現・徳島ヴォルティス)でストライカーとして活躍し、ザスパの前に何度も立ちはだかった選手でもある。
古い話ゆえに、今さらという所もあるが、歴史を振り返り、知れば知ったで、さらに負けたくない相手になってくる。
ちなみに、縁でいえば、ザスパのスピードスター・岩元ルナ選手は鹿児島出身だ。成長の1年目を終え、飛躍の2年目への期待が高まる岩元選手の開幕戦スタメン、ゴール、そして、そこからの飛躍を今から期待したい。
ザスパは、J2復帰後の2020年以降、開幕戦の成績が2勝1分1敗で、直近3年は、勝ち、勝ち、引き分けと、どちらかと言えばいいシーズンの入り方を見せている。もちろん、開幕戦が全てではないが、やはり気持ちよくシーズンに入りたいし、シーズンの初ゴール、初勝利は早いに越したことはない。そして、クラブキャリアハイを達成し、さらに上を目指そうというザスパにとって、1試合も無駄にできない。開幕戦も必勝体制で臨むのは当然のことだ。
2024シーズンの開幕は、まだまだ先の事と感じつつも、気が付けばあっという間にやってくる。来シーズンの形も、まもなく見えようとしている、そして、開幕戦の相手も決まった。オフシーズンと言えども、今度こそ、皆で見たい「新しい景色へ」サポーターの気持ちに休まる時などないのだ。