SASAnote 歴史を継承し、ザスパ群馬として歩みだす新たな1年へ-ザスパクサツ群馬

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Jリーグは、12月に入り来シーズン、2024シーズンの大会方式、日程発表スケジュールなどを公表している。

2024 Jリーグ 大会方式等の変更点について(Jリーグ)

2024 Jリーグ 日程および登録リストの発表スケジュールについて(Jリーグ)

まず、大会だが、来シーズンも、主戦場となるのはリーグ戦となるJ2リーグだが、新たにカップ戦としてJリーグYBCルヴァンカップに参戦することが決まっている。

J2リーグは、J1からJ3までの各カテゴリーを20クラブに統一したことで、試合数が、これまでの42試合から38試合へと減少する。来シーズンも、ホーム&アウェイ方式の2回戦総当たりになるため、ホームゲームも21試合から19試合へと減少する。

J1への昇格は、年間順位1位、2位のクラブと、3位から6位までによるJ1昇格POを勝ち抜いた1チームだ。

また、J3への降格は、18位から20位までの年間順位下位3クラブが自動降格となる厳しいものへと変わった。

一方、ザスパにとって新たに始まるのが、JリーグYBCルヴァンカップだ。

これまでは、J1クラブ、および、J1からJ2に降格したクラブで行われていたが、来シーズンからは、J1からJ3までのすべてのクラブが参加するノックアウト方式で行う事になった。ザスパにとって、これまでは、格上となるJ1クラブとの対戦は、天皇杯のみだったが、JリーグYBCルヴァンカップでも、そうしたチャンスが訪れることになる。

天皇杯同様、リーグ戦との兼ね合いや、クラブにとっての位置付けがどうなるかが気になる所ではあるが、勝負であることには変わらない。出場選手の活躍を期待するとともに、勝利に向かって進むのみだ。

経営的な観点で言えば、ホームゲームが減るという事は、ホームゲーム開催による収入が失われることになる。もちろん、運営費などを抑えられるともとれるが、前向きな視点に立つならば、収益を増やす機会を失うことになり、開催されるホームゲームをより魅力あるものにしなければならず、ザスパのホームゲーム演出を含め、試合結果だけではない、満足度の向上が期待されるところだ。

来シーズンのスケジュールについては、12月23日正午に、JリーグのYouTubeチャンネルにて、J1からJ3までのホーム開幕カードが発表されるという。例年、開幕2~3試合程度が判明することになるので、要注目だ。また、年明け、1月23日火曜、17時には、来シーズンの全日程が公表されるという。

大槻毅監督3年目のザスパが、どのクラブと開幕戦を迎え、序盤を戦っていくのか気になる所だ。

なお、例年、ザスパは1月上旬に新加入選手発表会を行うとともに、新チームが始動。1週間ほどのキャンプを行い、開幕に向かうのが通例だ。この辺りのスケジュールも、まもなく公表されるだろう。

そして、来シーズンは、ザスパの歴史にとっても特別な1年となる。

来シーズンは、ザスパクサツ群馬という名前は残るものの、「ザスパ群馬」という呼称を用いて新たなスタートを切っていくシーズンだ。基本的に、表に出るもの、見えるもの、聞こえるものは、「ザスパ群馬」になる。また、すでに公表されている通り、エンブレム、ロゴ、フラッグ、マスコットなどが新しいものになる。

今さら何を蒸し返そうという気持ちはない。ただ、このクラブは、草津町・草津温泉を発祥の地とし、前身のリエゾン草津、そこから誕生した、ザスパ草津、そして、ザスパクサツ群馬があり、2024シーズンからザスパ群馬として活動の幅をより大きなものにしようとしているクラブなのだ。古参のひとりとしては、過去を押し付けるつもりはないが、歴史は大切にして欲しい、そして、この間、大なり、小なり、意見の違いはあったかもしれないが、ザスパに関わる皆が思ったであろうことは、このクラブを群馬の誇りにしよう!という事に尽きると思う。誰かだけのザスパではなく、ザスパを愛する、応援する、そして、群馬県民の、皆のザスパをさらに大きなものにしたい。

時代とともに変化は必要で、様々な事に対応しなければ、すぐさま時代の波に飲み込まれてしまう。過去も、今も、そして、未来も大切に。これからも、皆で力を合わせながら、ザスパ群馬を群馬のみんなの誇りとなるクラブへ押し上げていきましょう。2024シーズンは、そのための大事な始まりでもあるんですから。

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