SASAmemo 大槻毅監督、3期目続投なるか?ーザスパクサツ群馬・2024シーズン編成

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今シーズンの最終戦が終わり、2023シーズンのザスパクサツ群馬は、14勝15分け13敗、勝ち点57、11位という成績でシーズンを終えた。

クラブが掲げた、「勝ち点50、16位以内」という目標をクリアし、シーズン最終盤までJ1昇格プレーオフ圏内となる6位以内を争うなど、クラブ史上最高位となる成績を残す素晴らしいシーズンとなった。

今季の成績について松本大樹編成本部長は、「『勝ち点50、16位以内』という目標を4年目にして超えられた。現場には感謝している。よくやってくれた。」と高く評価している。

また、好成績につながった要因については、「クラブとして、4年間積み上げてきたもの、そして、大槻監督2年目という中で、選手の編成含めて、フィットしたのが良かったと思う。シーズン途中に、長倉幹樹がJ1新潟に移籍したが、戦い方のベースは去年からあったので、どういう選手を起用する、組み合わせるかをやっていきながら、それが上手くいった結果だと思う。後半戦は、数字的に落ち込んだが、この規模で、いろいろ大変な中で、ここまで来たのは、本当によくやってくれたと思う。」とクラブとしての取り組み、選手の頑張り、そして、チームとしてまとめ上げた大槻監督はじめとするスタッフ陣を称賛した。

一方で、シーズン最終盤は今季初の連敗となる3連敗で力尽き、「新しい景色」を見に行こうと、選手、チーム、サポーターが一丸となったものの、その願いは叶わず、来シーズン以降へ持ち越しとなった。

大きな喜びとともに、悔しさも味わいながら幕を閉じた2023シーズンだが、早くも、来シーズン、2024シーズンへ向けた動きは進んでいる。

最大のポイントとなるのが、大槻毅監督の続投なるか?という部分だ。

松本強化本部長は、大槻監督について、「大槻さんは信頼してきてもらっている。しっかりコミュニケーションも取れている。」とコメントし、強固な信頼関係があることをうかがわせている。

一方、大槻監督は、最終戦を前に、自身の去就について、「何もしゃべれることはないですね。今の時点では。」と明言を避けている。

関係者によれば、クラブは、今シーズンの好成績へ導いた手腕、そして、信頼関係もあり、すでに大槻監督に続投要請をしている。ただ、大槻監督の手腕を評価しているのは、他のクラブも同様で、いくつかのクラブが関心を示しているという。それでも、大槻監督3期目へ向けてザスパがリードしている状況の様だ。

また、今季、好成績を上げたからと言って、来季の編成予算が急激に増えるという訳ではないようなので、新監督を迎え、イチからチームを構築するのではなく、大槻スタイルをさらに昇華させていく方が、来季に向けても期待値は高い。

そして、予算規模は急激に増えずとも、今季の好成績もあり、来季に向けて、J2での戦いがある程度、見えたこともあり、有望な大学生、高校生が、ザスパへの加入を早めに決断し、契約へとつながっているという。さらに、来夏に本格稼働を始める専有クラブハウス付き練習場も、環境面の改善、充実という点で、選手獲得交渉においてカードになっているようだ。

ザスパのクラブ規模、立ち位置を考えると、一定程度の主力の流出は避けられないと考えるが、一方で、今季の好成績、そして、着実な取り組みをプラス材料に、来季に向けて、有力選手や有望株の獲得につなげていき、今季を上回る好成績にチャレンジしたい。

そのためにも、一歩目となるのが、大槻監督3期目続投だ。ぜひ、一日も早く、応援する、県民、ファン、サポーターに、吉報を届けてもらいたい。

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