SASAmemo 大逆転でのPO入りを信じて、今できることは己に向き合うのみ-ザスパクサツ群馬公開練習フォトレポ

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今週、大槻毅監督が、ミーティングの中で、初めて順位の事に触れたという。

どのような言い回しだったかは不明だが、これまで目の前のひと試合の積み重ねを強調し、目の前の試合以外に興味はないと話していた大槻監督が、この最終盤で、選手たちに順位の事を示したというのは大きな変化だ。大槻監督に、話を聞くタイミングがなかったが、ザスパにとって初めてのPO争い、その先へ、大きなものを掴みに行く。そうした事も、選手の成長に大きく直結しているからだからだろうか。

 

大槻監督のもと、今シーズンも、この1年間の積み重ねで、選手たちはそれぞれに逞しく成長した。そして、それがチーム力として重なり合い、より強固なザスパになり、クラブ目標をクリアするとともに、さらなる高み、新たな景色を見るべく、突き進むことに繋がっている。そうした成長をより確かなものに、そして、明確な結果に残すために、リーグ最終盤のこの時期に、大槻監督としても、思いを伝えたのではないかと推察する。

直近、POのライバル・山形とのアウェイゲームは、接戦の末に、ザスパが1-2で敗戦となった。どちらにも勝つチャンスはあり、敗れる可能性があった、もちろん、ドローという結果も。しかし、ザスパは、敗れた。それもまた勝負。仕方がないでは気持ちは収まらないが、現実を受け入れなければ次には進めない。

この日のザスパの練習は、いつもの様に気合十分だったが、全てがクリアに次節に迎えているかといえば、必ずしもそうではなく、山形戦の悔しさが、良くも悪くも、プレーやピッチの空気感から感じられたように思えた。それはまた大槻監督やスタッフからも。

「そりゃ、笹川が思い込みすぎているんだよ。」と言われればそうかもしれない。でも、そう感じたのだから仕方がない。それに、仮にそうだったとしても、何事も、陽なる力だけでなく、陰なる力も、また大きな力へと変わる可能性を持っているのだから、それはそれで悪くないんじゃないかと思う。

幸いなことは、現状、ザスパには、まだPO入りの可能性が残されているという事だ。もちろん、状況は厳しい。それでも、まだ我々には、PO入りの道は残されているのだから、可能性がなくなるまでやるしかないし、チャレンジできることが喜びでしかない。

繰り返すが、PO入りへ向けて状況は厳しい。残り2試合で、6位甲府とは4pt差だ。ザスパにとっては、千葉、大分を撃破し、2連勝は必須だ。その上で、金曜に6位甲府が、土曜に7位山形が先に試合を控えていて、どちらのチームだけでも勝利してしまえば、その瞬間にザスパのPO入りは道が閉ざされてしまうことになるのだ。日曜に控える、ホーム最終戦・千葉戦を待たずに、POへの道が閉ざされる可能性もある。それでも、一縷の望みを信じて、やり切るしかない。いつも言っているが、運命を変えられるとするならば、それは自分の事でしかないのだから。相手の結果は、条件の大きな要因になるが、今は、自分たちの事にフォーカスするしかない。先の事を考える必要があるならば、それはそのまた先に考えればいいじゃないか。

ホーム最終戦、今年ラストの群馬での試合に、多くのファン、関係者も集まってくれそうだ。どんな状況で迎えても、我々のやることは変わらない、選手とともに、チームとともに、思いをひとつに、力強い応援でゴール、勝利を掴むために戦うのみなのだから。

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