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SASAmemo 次なる戦いの始まりの日、そして、再び草津からトップ昇格を成し遂げるために-ザスパ草津チャレンジャーズ

第56回関東社会人サッカー大会は、11日、2回戦が行われ、ザスパ草津チャレンジャーズは、神奈川県リーグ2位のはやぶさイレブンと対戦し、0‐5で敗れた。関東リーグ2部復帰を目指したチャレンジャーズだったが、残念ながら、その目標を達成することはできなかった。

試合は、前半39分にチャレンジャーズがオウンゴールから失点、後半に入ると、4失点と失点を重ね、0‐5で敗れた。

はやぶさイレブンは、神奈川県厚木市を拠点とするチームで、Jリーグ参入を目指し活動している。また、ザスパでもプレーした元日本代表の永井雄一郎氏が、選手兼監督として在籍している事でも話題のチームだ。選手も、若手からベテランまで力のある選手がそろっていて、永井選手兼監督同様、こちらも元日本代表で、J1や海外でも活躍した水野晃樹、J1、J2、さらに海外など経験豊富な永里源気などが在籍している。

大会前には、チャレンジャーズの清水大士キャプテンも、神奈川県勢のレベルの高さを警戒していたが、神奈川県リーグ2位のはやぶさイレブンにやられてしまう悔しい結果になった。

チャレンジャーズは、大会後、SNSを更新。今大会、そして、今シーズン支えてくれた方々への感謝の気持ちを述べるとともに、早くも来シーズンに向けた思いを述べている。

 

ただ、今後、「チャレンジャーズ任せ」の現状ではなく、ザスパ全体として、チャレンジャーズの在り方、戦い方を考えていかなければ、関東リーグ2部復帰はもちろん、当初からのテーマになっているトップチームを支えるチームとしての役割が、この先、どんどん難しくなっていくのは間違いない。

ザスパ誕生から20年が経ち、当時のザスパがそうだったように、何もない所から地域を巻き込んでJを目指すチームは、全国各地に広がっている。カテゴリーも、JFLだけでなく、各地域リーグ、そして、都道府県リーグまで幅広い。ビジョンも明確で、将来性のあるクラブには、Jリーグ経験者、プロを目指す若者も数多く加わり、ステップアップしていくのも珍しくない状況だ。

こうした中、カテゴリーの上下関係なく、リーグのレベルは上がり、いくらJリーグ傘下のチームとは言え、チームとしてのカテゴリーを上げるのは簡単ではない。そして、カテゴリーを上げられなければ、Jリーグで通用する特徴を持った選手を集めるのはより難しくなる。

また、現在のチャレンジャーズは、選手たちの頑張り、チームを預かる木村直樹監督や草津にいるスタッフの努力、そして、草津町の皆さん、チャレンジャーズを応援するサポーターの皆さんの温かさによってチームが機能しているのが実情で、ザスパというクラブで見た時には、果たしてどんなサポートができているのか、ビジョンを描けているのかと疑問を感じることがほとんどだ。

世の中は常に変化する。とすれば、状況を維持することは難しい。一方、草津町、草津温泉は、我々、ザスパにとっての原点であり、源泉の地であることは永遠に変わらない。

草津の熱き湯からザスパが誕生し、以降も、大きな夢と志を持ち、たゆまぬ努力を続けた若者が、Jリーガーとして巣立っていった。ザスパ草津チャレンジャーズという場所には、そうした可能性があり、希望がある。そして、サポーターは、いつまでもその夢を見続けていたいのだ。

クラブの台所事情が苦しいのは分かっているつもりだ。ならば、まずは、想い、気持ちだけでも、再び、しっかりと注ぎ込んで、チャレンジャーズを支えて欲しい。そして、多くのサポーターを巻き込みながら、再び、ザスパ草津チャレンジャーズから、トップ昇格、Jリーグデビュー、プロサッカー選手の夢を叶え、ザスパの将来を切り開く選手を誕生させたい。私は、そう願っている。

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