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SASAmemo ザスパクサツ群馬が今シーズンのチーム活動を終了-監督、選手が今季を振り返る

2022シーズンの最終戦となった水戸戦翌日、ザスパは練習拠点である、前橋市下増田町のコーエィ前橋フットボールセンターで解散式を行い、今シーズンのチーム活動を終了した。

解散式の後、大槻毅監督、キャプテンの細貝萌選手、加藤潤也選手が、メディアインタビューに応じ、今シーズンを振り返った。

加藤潤也選手 *コメントは一部抜粋になります

チーム全体で掲げた目標が達成できず責任は感じているが、最低限の目標である残留ができたというのはクラブにとって良かったと思っている。なかなか勝てない時期が続いて、いろんな所に矢印が向いてしまいがちだったが、その中でも皆で同じ方向を向け、崩れなかったのが、最後、勝ち点を積んで、残留をできたのだと思う。チームが、ひとつになってやっていこうというのができ、残留につながったのでそこはポジティブにとらえている。

チームとしては新しい戦いを目指してやろうとスタートして、チャレンジして、序盤は手ごたえを感じていたけれど、相手が対策してくる中でその上を超えることができなかった。難しいシーズンだが、最後までみんなで一体感を出せたと思う。個人としては、去年より、中央でのプレーが増えて、より数字を残さなければいけなかったが、まったく満足できず、物足りないシーズンだった。

(印象的な試合、ゴールは?)開幕戦の山形戦のゴールというのは、チームが始動してから練習からやってきた成果が試合で出て、練習と同じシチュエーションが生み出せたものだった。あのゴールは、ひとりのゴールではなく、みんなで奪ったゴールだと思う。あれは一番印象的だったゴールだった。

細貝萌選手 *コメントは一部抜粋になります

チームが目標としていた所(勝ち点50、16位以内)ではなく、目標を残留に切り替えなければいけなかったのは残念だった。チームは、勝ち点50を目標にし、僕、個人としての目標もあった(本人曰く、PO圏内という目標を持っていたとの事)のでそれを残留に切り替えなければいけない状況になったのはキャプテンとしては重く受け止めている。

シーズン通して、とても厳しいシーズンだったが、何とか残留を決めることができた。これが、今後、各選手の将来にも関わってくるし、チームとしても残留を決めた事というのはかなり大きい事だと思っている。

(今後については?)今後、チームの方針が決まってくると思う。今は、シーズンが終わったばかりでどうなるかはわからない。選手の中にも、ステップアップする選手もいるかもしれないし、契約満了で残りたくても残れない選手もいるだろうし、逆に、契約があっても自ら出ていかなければいかないなど、そういったことが起こるタイミング。チームの方針が決まって、それから選手としてどうするのかなという状況だと思う。

(個人としては?)今シーズン、ケガをして、チームを離れる時間は長かった。僕自身、どれだけ貢献できたのかなと思う所はあるが、オフに入ったのでしっかり体のメンテナンスに時間をかけていきたいと思う。治療に専念して、また新しいシーズンに向かっていきたいと思う。

大槻毅監督 *コメントは一部抜粋になります

勝ち点50という目標設定をしたが叶わなかった。途中で残留を目標することに変え、最低限、達成できてよかったが、数字の面では得点が少なかったし、夏場にしばらく勝てない時期があった。理由を考えれば、力が足りなかった、引き出してあげられなかったのだと思う。それでも、選手の一体感というか、ザスパらしさというか、ザスパが、ずっと継続して持っていたものが、力を出すところまでつながったと思う。そして、クラブと協力して夏の移籍で補強して、ラスト6試合は3勝3敗という結果になった。

(思い通りにいかなかった理由は?)継続して取り組んできたものがあったからこそ残留までつながったが、ちょっとずつ、ちょっとずつ、上積みをするところが足りなかった、けが人が出てみんなで穴埋めをしてやっていくところを表現できなかった、きちっと準備してあげられなかったことに、私自身、責任を感じる。

(今後、ザスパがやるべき事は?)選手は入れ替わるものだが、継続してやることができれば、今年のベースに、もうひとつ乗っけることができるので、そこをやらなければいけないと思う、1年1年がプロは勝負だが、1年でスクラップ・アンド・ビルドをすると継続性が難しい、後は編成の中でどういうビジョンを持ってやっていくのか、クラブ作り、チーム作り、それに沿ったものでやらないといけないと思う、予算の小さなクラブだが、少ない中でメリハリをつけて、どこに投資するか、クラブとしてやらないといけないし、それがクラブ力、チーム力に反映すると思っているので、クラブ、チーム、現場が継続してトライすることが大事。

(大槻監督の去就、クラブとの話し合いはどんな状況か?)現状で言うとカタチになっているものはないという言い方しかできない。嘘をつくつもりもない。どうなるか見ていきましょう。

 

解散式後、選手、スタッフは、1年間お世話になった前橋フットボールセンターのクラブハウス掃除を行い、活動を締めくくった。

なお、今後は、チーム全体での練習は行われず、選手たち、各自でトレーニングを行いつつ、スポンサーをはじめとする関係各所へのあいさつ回りを行う予定。また、県民、ファン、サポーターが、直接、今シーズンのメンバーと時間を共に過ごせる機会は、29日土曜に行われるファン感謝祭がラストとなる。

2022ザスパクサツ群馬ファン感謝祭「コーエィ株式会社Presentsザスパ式大忘年会~2次会はあいのやまの湯で~」(クラブ公式HP)

また、ファン感謝祭の模様の一部は、11月6日日曜、19:00からFM GUNMAのシーズン総括特番でも放送する予定だ。

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