SASAnote V2女王に返り咲き、悲願のV1昇格へー群馬銀行グリーンウイングス 新体制発表会

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Vリーグ・V2女子の群馬銀行グリーンウイングスが、15日、チーム拠点のGBスポーツセンターで、新体制発表会を開き、監督や選手が新シーズンへの意気込みを語るとともに、新たなロゴやマスコット、ユニフォームを発表しました。

席上、まずは、宇津木幸夫部長から新シーズンに向けたロゴマークとマスコットが発表。

これまでの緑と黄の色合いは変わらず、群馬県の形と羽ばたく羽をボールに見立てたデザインに。スタイリッシュな印象です。

マスコットは、これまで群馬県のマスコット・ぐんまちゃんにお願いしていましたが、新たなマスコットに。群馬銀行の女性行員の方がデザインしたという新マスコットは、県の鳥である「やまどり」をモチーフに、頭には県の花「レンゲツツジ」をあしらったキャラクター。チームカラーの緑の羽もチャームポイントですね。

なお、マスコットの名前は、7月末まで一般公募することに。

新マスコットキャラクター愛称の応募方法について 群馬銀行グリーンウイングス公式サイト

チームのHPから応募できます。愛されるネーミングを期待したいですね。

宇津木部長は、ロゴマーク、マスコットを新しくした理由について、「V2優勝、V1昇格へ向け、より一層、強い気持ちでやっていこうという決意の表れ」とコメント。チームの今季にかける思いを感じます。

また、質疑の中では、ファンからの要望が多いとされるチームグッズやファンクラブなどについて、「新たなチーム運営の形を検討している。ファンの皆さんの要望に沿うよう、真剣に議論し、準備している。決まり次第、お知らせしたい。」とコメント。運営体制の強化に向けて、今後、更なる展開がありそうです。こちらも注目です。

そして、新たなユニフォームも発表。新シーズンは、スポルディング社製のユニフォームを着用することに。

白×緑、黒のベースカラーはそのままに、シャープな印象を与える斜めのストライプ線が印象的です。

ユニフォームの印象について、田中瑠奈選手は、「番号が5番から1番に変わった。チームの中でも、皆の先頭に立てるよう、1番に似合う選手になりたい。優しい生地なので、着心地がいい。」とコメント。また、リベロの栗栖留生選手は、「大学の時もスポルディングさんのユニフォームだった。その時同様、プレーしていて動きやすい生地です。」と印象を口にした。そして、大卒ルーキーの藤井寧々選手も、「新しくチームに入り、新しいユニフォームで頑張りたい。着ていて、かっこよく見えるし、細く見える(笑)」と選手たちにも好評のようだ。

その後、会は、新監督、新正副キャプテン、新加入選手の紹介に。

まずは、新監督に就任した、齋藤真由美監督の就任会見から行われ、「若い選手のチーム。限界を決めずに、選手たちも前を向いて頑張っている。監督としても新人のつもりで選手たちと力を合わせて頑張っていきたい。」と抱負を述べた。

また、チーム作りのポイントを問われ「対応力」という言葉を上げた齋藤監督。その理由について、「相手の攻撃に対してどう対応するか。ゲームは生き物なので、自分たちがやりたいようにすることができない駆け引きがバレーボールの面白い所。全体的にゲームを支配できるように持っていくために対応力、スキルを身に付けてもらいたいと選手には言っている」と説明しました。

個として、チームとしての強さはもちろんですが、様々な局面で、その力を如何なく発揮するために、対応力を身に付け、発揮できるか注目です。

つづいて、新チームのキャプテン、副キャプテンを務める、松尾奈津子キャプテンと、栗栖留生副キャプテンも登場し、新シーズンへの意気込みを述べました。

松尾選手は、「ガツガツ引っ張っていくタイプではないが、いろいろな人とコミュニケーションを取ることを大事にしているし、それをまとめたい。みんなが目標達成に向け、意見を言い合って、作り上げていけるということをやっていきたい。」と話し、栗栖選手も、「今年こそはV1へ。チーム全員で頑張りたい。そのために、自ら率先して行動し、チームを引っ張りたい。」と決意を述べました。

先のサマーリーグでも、松尾選手、栗栖選手が、そこかしこでチームメイトに声をかけながら、チームを引っ張る姿がありました。新チームが動き出して、日は浅いですが、活発なコミュニケーションがコート内外で見られ、とてもいい雰囲気が周囲にも伝わってきます。目標達成に向け、ふたりのリーダーシップに期待大です。

なお、キャプテンの選定方法については、選手間の投票によってキャプテンが選ばれ、キャプテンに選ばれた松尾選手が栗栖選手に副キャプテンをお願いしたということです。

そして、V1昇格へ向け、活躍が期待される新戦力、道下ひなの選手と白岩蘭奈選手も登場し、抱負を述べました。

道下選手は、「このチームをV1に挙げるため力になりたい。精一杯、頑張りたい。」と話し、個人としても、「リーグのスパイク賞を狙っているし、それくらい活躍しないといけないと思う。周囲にも、印象を残さないといけない。それと、サーブも工夫して取り組んでいるので、少しでもいい形になれば。」と強い決意を口にしてくれた。

そして、白岩選手は、「リーグ優勝とV1昇格を目指して、チーム目標の達成に貢献できるよう、そして、チームにとってプラスになれるようにがんばりたい。」とコメント。昨シーズン、V2の得点王に輝いたこともあり、個人としても活躍が期待されるが、「最終的に、個人賞につながればいいが、自分の事ばかりで、チームがおろそかになってはいけない。チームを勝たせるために、個人賞が取れたらと思う。」と、チームのために尽くす覚悟を教えてくれました。

実績十分な二人の加入が、グリーンウイングスにとって大きなことは間違いありません。両選手の活躍、そして、チームメイトへの刺激、成長、飛躍につながることを期待しましょう。

いよいよ、本格的に動き出した22/23シーズンの群馬銀行グリーンウイングス。V2優勝、V1昇格という目標は、簡単ではなく、むしろ、困難、苦しさ、難しさの方が多いでしょうが、頼もしく、楽しみなチームとして動き出した新生グリーンウイングスにとっては、やりがいしかないのかなと感じます。応援する側も、その輪をさらに大きくして、選手、チームとともに、大きな目標を掴み取りに行きましょう!

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