2‐0からの痛恨の逆転負け、さらに、秋田戦の敗戦も含め、前半の山場ともいえる大型連休5連戦の頭を内容、結果ともにダメージの残る形で連敗を喫したザスパ。順位こそ10位という悪くない位置だが、今後に向けて、チーム、選手の様子が気がかり。
そんなショッキングな敗戦を喫した大宮戦の翌日、練習に行ってきました。
試合出場組は、コンディション調整のみの軽めのメニュー。前夜を振り返りつつ、談笑もしながら、次戦に向かいます。過去は変えられません。すぐに来る、次の試合に向けて心身ともに準備をしていきます。
先制点となるPKを決めた岩上祐三選手。厳しい表情だけでなく、チームメイトとも試合を振り返りながら笑顔の時間も。決めることのできなかった2度目のPK機会での相手GKの駆け引きの部分、またゲーム中の対応や連携などをチームメイトと振り返っていました。試合直後には、うつむく姿に心配した方も多かったと思います。背負うものが多い状況ですが、毎試合後、岩上選手の笑顔が見ることができるよう、我々もともに戦っていきましょう!
6試合ぶりのスタメン出場で、今季3得点目を決めた平松宗選手。自身の特徴、周囲との関係性も深まり始め、得点や得点機会が増え始めており、攻撃面でますますの存在感を示していってほしいですね。
攻撃での貢献度の高い、山中惇希選手と加藤潤也選手。連携の深まりとともに、個人での突破もできる存在。連敗で、重苦しさがある今、前向きな矢印で、局面を打開するプレーをどんどん見せてもらいましょう。
この日は、畑尾大翔選手が取材に応じてくれました。
大宮戦を振り返り、「いろんな要素があって後半ああなってしまった。正直、自分の中でもしっかり振り返れていないし、どうしなければいけないか明確ではない。難しい試合になったし、サッカーの面白さを逆に思い知らされる結果になってしまった。」と悔しさを口にしました。
次戦は、ホームに今季無敗の横浜FCを迎えてのゲーム。
「これ以上の連敗は避けたい。改めて今の自分たちの力を確認するいいチャンス。しっかり自分たちのやるべきことをやって、勝ち点3をとれるように切り替えてやっていきたい。自分たちの強みははっきりしている。攻守においてアグレッシブにプレーすれば結果はついてくる。過信ではなく、自信を持ってプレーしたい。今の力が、J1クラスの相手にどれくらい試せるかを楽しめて臨めたらいいと思う。」と話してくれました。
連戦、連敗、難しい状況ではありますが、気持ちを切り替え、90分間、一体感を持って、ハードに戦うザスパを出せればどんな相手にも勝負はできます。畑尾選手のリーダーシップも含め、期待しましょう。
一方、ほかの選手たちはしっかりと強度の高い練習メニューに取り組みました。連戦で、連敗中のチームにとって、チームにパワーを与える選手が待たれます。
畑尾選手も、「今、出ることができていない選手たちは、ピッチの上で仕事をするのを求めている。そこの突き上げがあって、今、出ている選手たちが、脅かされるのがチームとしていい循環だと思う。」とチームの活性化を期待します。選手の状態も見極め、大槻毅監督が次戦に向け、どんなメンバーで挑んでくるか楽しみですね。
次戦が、簡単な試合でないのは重々承知。でも、今季のザスパは自分たちを超えるシーズンです。やるべきことはシンプルであり、明確。誰かだけに頼るのではなく、選手、チーム、クラブ、そして、サポーターみんなで乗り越えていきましょう!