4月になり、ザスパの練習拠点の周りの桜も満開を迎え、菜の花とともに春の景色が広がってきました。ただ、周囲の様子が変化するのとは異なり、ザスパは、変わらずに、成長と勝利を目指し、ひたむきにサッカーに取り組む姿が広がっています。
北関東ダービーで水戸に競り勝ち、開幕8試合を終え、3勝2分3敗でリーグ9位に付けるザスパ。キャプテンの細貝萌選手のケガによる長期離脱をはじめ、コンディションの整わない選手もおり、決して万全の状態とは言えません。
それでも、チームを率いる大槻監督のマネジメント力、試合経験の少なかった選手たちを中心に、出場のチャンスをつかんだ選手たちの懸命なプレー、チームがひとつとなって戦い抜いてこその結果だと感じます。近年のザスパの成績を見ても、健闘していると言っていいのではないでしょうか?
攻撃面では、3試合連続で複数得点、そして、連動した中から得点も生まれ始め、手ごたえを口にする選手もいますが、この日の練習では、よりシュート意識を高め、ゴールに向かうトレーニングを実施。
大槻監督も、積極的な姿勢を求め、良いプレー、好判断には、選手名を挙げて称えます。うまくいかなくても、トライしたこと、チャレンジした選手にも、前向きの声をかけ続けます。
連動して相手ゴールシーンに迫る機会が増えてきたザスパですが、適切な判断のもと、より積極的にゴールを目指す姿勢を見せてくれるのではないでしょうか。
好ゲームが続き、勝利、勝ち点も積み重ねることが出来ていますが、このチームは始動から、今日に至るまで、緩みがなく、いい緊張感があります。選手たちに練習の様子を聞いても、「ピリッとした緊張感がある」という様な言葉をよく耳にします。
大槻監督も、常に鋭い視線を送っているのもありますが、コーチ陣含め、各選手の様子を見て、積極的に声をかけ、改善や成長につなげるアドバイスを送っているシーンがとても多く感じます。また、いわゆる若手選手を中心に、アドバイスを求める様子もよく目にします。
良い戦いが続いているのは、こうした練習の雰囲気、取り組みがあるからこそだと感じます。すべてがうまくいくわけではありませんが、ザスパがさらに上に行くためにい取り組みが出来ており、ここまでの結果につながっているのだと感じています。
4月は順位、勝ち点が近いチームとの対戦が続きます。序盤の流れを失わないためにも、ホーム、アウェイ関係なく、勝利、勝ち点が求められる戦いが続きます。
水戸戦で移籍初ゴールを決めた深堀隼平選手は、「中盤戦に向けて、ここからの戦いで勝てれば上位に食らいついていける。ただ、負けてしまうと、残留争いを戦わなければいけなくなる。」と重要性を口にします。
今のザスパは、外野があーだ、こーだと言わなくとも、高みを目指して、より強く、厳しく、練習から取り組み、試合へと向かってくれるチームだと思います。チームとともに、ゴール、勝利を目指し、私たちも力強い応援を続けていきましょう!