SASAmemo 新たなザスパを築く、確かな一歩-開幕戦雑感

いよいよ開幕した2022シーズンのJ2リーグ。ザスパはホームに昨シーズン7位のモンテディオ山形を迎えてのゲームでしたが、新加入の山根永遠のゴールで1-0と勝利!

昨シーズンに続き、開幕戦、白星スタートとなりましたが、昨シーズン以上に、今シーズンの期待を大きなものにする中身の濃い開幕戦勝利だったと感じました。

SASAnoteでは、権利の関係で監督、選手コメントを交えた振り返りができませんが、私の感想などをつらつらと。

今シーズンは、新監督を迎え、準備期間は1か月ほど。メンバーの大きな変更はありませんでしたが、大前元紀、青木翔大という攻撃のキーマンが抜け、果たして開幕までにどこまでチームの形を作れるか、ひとつのポイントとして見ていました。

しかし、この準備期間、チーム大槻の分析力、そして、大槻監督の情熱とコミュニケーション能力をフルに生かした落とし込みで、チームとしてやるべきサッカーが明確になり、それが基準となり、確かな手ごたえ、一体感を掴むことに成功しました。

そして、迎えた開幕戦。特に感じたのは90分間、選手も、ベンチも、迷う時間がなかったという事です。試合の中での攻守、主導権の時間は、ザスパにも、山形にもありました。上手くはまらないシーンもありましたが、慌てたり、見失うことなく、チーム一丸となって対応していました。

守備を振り返ると、高い位置では、深堀隼平や加藤潤也、山根永遠、田中稔也といった攻撃陣が連携しながら追い込み、ボールを奪取し、ショートカウンターでゴールに迫っていきました。また、相手に持たれた場面では、4-4-2のラインを作り、しっかりと受けながら、相手の動きに的確に対応していました。

明確な守りの対応をした上で、声掛け、連携が非常によく、相手の変化にもよく対応していたと感じました。例えば、山形の攻撃時、相手10番の選手が、中央からサイドに流れ、SHとSBの間で受け始めると、ザスパが捕まえきれない時間が続きました。しかし、この時も、ボランチの岩上祐三が、的確な指示出しで、SBに対応していた田中選手を10番の選手に付けさせ、対応させました。山形はサイドの攻撃が生命線です。これまでのザスパであれば、対応しきれず、混乱し、失点という流れだったかもしれませんが、経験ある岩上選手の指示、そして、対応力にこれまでとの違いを感じました。

ボランチで言えば、キャプテンの細貝萌もさすがの存在感でしたね。センターに入るボールを、的確な間合いと、強度の強いプレーでボール奪取に成功。ピンチとなりそうな危険な芽を摘んでくれました。

とはいっても、山形の強力なサイド攻撃に、やや押される場面もありましたが、最後は、ゴール前で構えるGKの櫛引政敏、CBの畑尾大翔、城和隼颯が、しっかりとはね返し、山形に決定機を与えませんでした。

チームとしてやるべきことが明確で、状況への対応も素晴らしく、各選手が役割をしっかりと果たしたザスパの守りは、ラッキーでも、相手のミスでもなく、自らではね返した無失点ゲームだったと思います。

一方、攻撃では、公式記録上、シュート2本とやや寂しさが残りました。

それでも、取るべき時に取る、そして、開幕戦の今季初ゴールにして、私は、もう今シーズンのベストゴール、いや、歴代ザスパでもベストゴールに推したいほどの素晴らしい連携からの山根選手の先制ゴールだったと思います。

自陣からサボることなく、運動量を上げてゴールに迫り、長短のパスがワンタッチでつながり、最後は、きっちりゴールネットを揺らす。開幕までの間に取り組んでいたことが、しっかりと形になった先制点だったと思います。

シュート、決定機こそ限られたかもしれませんが、やりたい攻撃は明確に出ていました。高い位置で奪えば、スピードがあり、ドリブルの能力のある選手が運ぶカウンター、そして、後ろからは、ワンタッチ、速いテンポでボールを動かし、相手のチェックをかわし、引き出しながら、両サイドのスペースにボールを運び、チャンスを生み出そうというプレーが続き、あと少しでゴールになる!と期待させるものが多かったと思います。

今後は、2点目、3点目を取って、ゲームを優位に運ぶ、試合を決めることも大切になるでしょう。この日の先制点だけで満足してはいけませんが、プレーの精度、強度、チームの連携が進化すれば、より多くの得点を挙げてくれると思います。

セットプレーでは、岩上選手が担当していましたが、直接、ボールを放り込むのではなく、ショートコーナーや変化を付けたものも数多く、得点にはなりませんでしたが、岩上選手の正確なキックだけに頼るのではなく、チームとして取りに行く姿勢を感じたのも好感が持てました。

そして、ベンチワークです。

浦和時代と同じように、大槻監督は、アクション大きく、時に、大きな声も出しながら選手とともに戦ってくれていましたね。すでに選手たちからもこうした「熱さ」は、モチベーションへとつながっているようなので、心強かったと思います。また、試合中や交代などで、選手たちへも様々なメッセージを伝えていました。そこから状況が改善されるシーンも多く、指示の分かりやすさがあるんだなと再認識しました。

さらに、大槻監督を常にサポートしている存在である、武藤覚ヘッドコーチの存在も欠かせません。開幕戦もそうでしたが、普段の練習においても、武藤ヘッドは、常に大槻監督のそばで支えています。もちろん、細部まではわかりませんが、大槻監督の問への返答、また、武藤ヘッドからの助言など、大槻監督が決断する上で、欠かすことのできない、大きな存在になっているように感じます。大槻監督の指導能力はもちろんですが、武藤ヘッドの存在、サポート力は、とても大きなものだと思います。ぜひ、皆さんも、ふたりのやり取りに注目してみてください。

大槻監督は、開幕戦の意味について、「シーズンの基準となるゲーム。その基準は、できれば高い位置で始めたい。」と話していました。これほどまでに不安を感じず、頼もしさを感じたゲームは、ザスパでもなかなかないと感じました。それだけに、このサッカーが、ここからさらに成長するというのなら、どんなに魅力的なものになるだろうかとも感じました。スローガンに掲げた、「Beyond THESPA!!」は、十二分に実現可能だと思わせてくれた開幕戦でした。

シーズンは始まったばかり、まだ1試合が終わっただけ、対戦相手も様々です。わかっています、わかっているんです。でも、こんなにも頼もしさを感じた開幕戦は、長くザスパを見てきて初めてと言っていいかもしれません。そして、次節は、もっといいサッカーを見せてくれる、その次はさらに素晴らしいものを見せてくれる、、、今は、そんな気持ちでいっぱいです。そのくらい素晴らしいゲームだったと思います。

大槻ザスパとともに、この選手たちとともに今シーズンを駆け抜けたい。そう思ったのは、私だけではないと思います。良い時も、悪い時も、長いシーズンにはありますが、今シーズンのザスパなら、必ずこれまでのザスパを超えることができます。ともに、新たな、さらに魅力的なザスパを作っていきましょう!

<次節、試合情報>
明治安田生命サッカーJ2リーグ 第2節 ザスパクサツ群馬 vs ツエーゲン金沢
2月27日(日)14:00 正田醤油スタジアム群馬(前橋市)

ザスパクサツ群馬 金沢戦、試合情報はこちら

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