SVリーグ女子は、レギュラーシーズンの残り試合が3節6試合と少なくなり、8位以内のチームが進出するチャンピオンシップ争いも大詰めを迎えている。すでに6位クインシーズ刈谷までがチャンピオンシップ進出を決めていて、残りは2クラブだ。その2枠を巡り、7位群馬グリーンウイングス、8位埼玉上尾メディックス、9位デンソーエアリービーズの3クラブが激しく争い、10位KUROBEアクアフェアリーズ、11位Astemoリヴァーレ茨城も、わずかながら可能性を残している現状だ。
7位 群馬 22勝16敗
8位 埼玉上尾 19勝19敗
9位 デンソー 18勝20敗
10位 KUROBE 16勝22敗
11位 Astemo 14勝24敗
SVリーグ女子の順位決定方法は、勝率を最優先に、並んだ場合は、ポイント、セット率などと続いていく。
そうした現状を踏まえ、結論から言えば、グリーンウイングスは、8位以内に向け、かなり優位な状況にいる。ライバルの状況もあるが、グリーンウイングスは、残り6試合で2勝を挙げ、24勝(20敗)とすれば8位以内が確定する。
埼玉上尾とデンソーは、それぞれ、残り試合を全勝したとすると、埼玉上尾が25勝(19敗)、デンソーが24勝(20敗)まで伸ばせる計算になるが、両チームは直接対決を残している。
仮に、直接対決で、埼玉上尾が2連勝すれば、デンソーは、22勝(22敗)までしか伸びず、デンソーが2連勝すれば、埼玉上尾が23勝(21敗)までしか伸びない。もし、直接対決を1勝1敗で終えれば、デンソーがそのほかの試合をすべて勝っても23勝(21敗)までという計算だ。
また、埼玉上尾は、刈谷、デンソー、岡山シーガルズと、デンソーは、大阪マーヴェラス、埼玉上尾、Astemoリヴァーレ茨城との試合を残す。直接対決だけでなく、順位が上のチームとの試合も残しており、全勝するのは簡単ではない。
とは言え、グリーンウイングスの残り試合を見ても、そうすんなりチャンピオンシップ進出を決めさせてくれるかと言えば、そうはならない。
残り3節6試合は、2位SAGA久光スプリングス、14位アランマーレ山形、5位ヴィクトリーナ姫路との試合だ。
SAGA久光とは、前回対戦のGAME2で、フルセットの末、あと一歩のところまで追いつめたが敗れた悔しい思いがある。今度は、アウェイ戦になるがやり返したい。一方、SAGA久光も、首位・NECレッドロケッツ川崎を2勝差で追っている。逆転でのレギュラーシーズン優勝に向け、気合も入っているだろう。
A山形は、リーグ最下位と苦しんでいるが、シーズン途中に、指導体制を変更し、長くチームを率いてきた北原勉ヘッドコーチから、JTマーヴェラス(現・大阪マーヴェラス)で監督、コーチを務めた経験のある尾﨑侯ヘッドコーチが指揮を執る。また、グリーンウイングスでも活躍した、ウィモンラット・タナパンも好調だ。前回対戦では、2試合ともにストレート勝ちしたが、簡単には行かないだろう。
姫路は、前回対戦で1勝1敗と勝利を挙げている。GAME1はストレート勝ち、GAME2も敗れはしたが、2セットを先取してのフルセット負けだ。勝つための自信、手ごたえはあるが、やはり自力のある相手だ。また、4位PFUブルーキャッツ石川かほくとは、勝率で並んでおり、チャンピオンシップをホームで迎えられるか否か、重要局面だ。互いの意地がぶつかる激しい戦いになるだろう。
一方、グリーンウイングスのアドバンテージになるのが、残り3節6試合のうち、レギュラーシーズンのラスト2節4試合、A山形、姫路との試合をホームでできる点だ。
グリーンウイングスの選手、チームの頑張りとともに、毎試合、ホーム、アウェイ関係なく、来場者の数、応援の声の大きさが増しているのを実感する。そして、選手たちも、その声援が大きな後押しになり、力になっている事を教えてくれる。
もちろん、最終的には、ひとつでも多くの勝利を重ね、より上の順位で終えるというのはあるが、まずは、チーム目標の8位以内を達成する事、そして、チャンピオンシップ進出というのが、グリーンウイングスを応援するファン、県民にとっての悲願だ。大きな目標に向かい、まずは、選手とチーム、そして、ファン、県民がさらに一体となった戦いで、チャンピオンシップ進出を手にしよう。
