【GreenWings】群馬のジュニア年代をさらに盛り上げるために-2年目を迎えた群馬グリーンウイングスジュニアU15

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SVリーグ2シーズン目を迎える群馬グリーンウイングスには、リーグでの活躍、勝利が期待されるが、求められるのはそれだけではなく、様々な面で地域の発展、貢献に向けた取り組み、活動が求められている。そして、その中でも大きなものが、群馬におけるバレーボールの競技力向上であり、次世代を担う若い世代、ジュニア世代の育成だ。

グリーンウイングスでも、SVリーグ参入の昨シーズンから、群馬グリーンウイングスジュニアU15を立ち上げ、活動を行っている。

活動2年目の様子を追うとともに、先ごろ、SVリーグから発表された今年秋に控える「2025 SV-V.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP」に向けた思いを聞いた。

現在、グリーンウイングスジュニアU15は、前橋や伊勢崎をはじめとした県内の中学生19人で活動している。メンバーの中には、移動に1時間以上かかる沼田や太田藪塚から参加している選手もいるという。

練習は、トップチームと同じ、前橋市にあるGBスポーツセンターで行い、毎週火曜、木曜、日曜の週3回で、平日は2時間、日曜は3時間行っている。

選手たちは皆、中学校ではバレーボール部に所属し、そちらの活動とともにグリーンウイングスジュニアU15にも籍を置き、競技力向上を目指している。

指導体制は、9人制時代からチームに在籍し、リベロとして活躍、その後、コーチやアナリストとしてもグリーンウイングスを支えてきた丸山佳穂監督、そして、今シーズンからは、昨シーズンまでグリーンウイングスのセッターとして活躍し、キャプテンを務めた経験もある松尾奈津子コーチを中心に担当している。

丸山佳穂監督(左)と松尾奈津子コーチ(右)

丸山監督によると、選手たちがグリーンウイングスジュニアに入っている理由は様々だという。

「部活動の日数が減ってしまい、もっとバレーボールをやりたいという選手もいれば、高校に向けて、さらにいろんなスキルを学びたいという選手もいる。そうした中で、グリーンウイングスジュニアでは、バレーボールに特化し、学校では教わらないだろうなという事を教えている。」

選手たちからも、もっとバレーボールが上手くなりたいという思い、グリーンウイングスジュニアだから得られるものがある事を教えてくれる。

グリーンウイングスジュニアでキャプテンを務める田上千晴さんは、「部活だけだと時間に限りがある。さらに質の高い所で練習をしたかったからチームに入ろうと思った。ここではグリーンウイングスのコーチ、選手が指導してくれる。それに、技術だけでなく、様々な中学校から選手が集まっていて、チームワークなどを学べている。」と話す。

また、副キャプテンの井川希未さんも、「部活だけでは物足りなさを感じていた時に、グリーンウイングスジュニアの募集を見て入ろうと思った。レベルの高い指導と、自分たちでどうバレーボールを展開するか、考える技術を学べている。それに、いろいろな所から、いろんな人が来ているので、自分の知らないバレーを知る事ができて、良い時間になっている。」と教えてくれた。

ちなみに、田上さんと井川さんは、小学生の時にバレーボールをはじめ、同じクラブチームに所属していたが、現在は、前橋市内の別々の中学校に通い、それぞれにバレーボール部に所属している。中学校ではライバルになるが、グリーンウイングスジュニアではチームメイトだ。

副キャプテンの井川希未さん(左)とキャプテンを務める田上千晴さん(右)

丸山監督によると、「中学校の大会があればそちらを優先するし、グリーンウイングスジュニアでしか出られない大会もある。」という。実際に、昨シーズンは、群馬県内の中学生年代のチームによる大会で、去年から始まった群馬県ヤング交流大会に出場したり、大学生や一般のチームも出場する前橋市の6人制の大会にも出ているそうだ。

そして、グリーンウイングスジュニアでは、スキル、経験を積んでもらうとともに、型にはめない、考える部分を大切にしながら指導に当たっているという。

丸山監督は、「中学生年代なので、言われたことをやるのではなく、自分たちで、プレーをどう発展させるか、相手に対してどう戦うか、選手同士で考えられるように、全てを言ったり、指示するのではなく、ポイントを伝えて、バランスを考えながらやっている。自分たちで考えて行動できる選手になって欲しい。去年からいる選手はだいぶできてきたし、自分たちで解決できる選手も増えてきた。」と話す。

今シーズンから指導にあたる松尾コーチも、「グリーンウイングスで、特にマッチョさん(現・齋藤真由美GM)が監督になって考えるバレーボールを大事にしていたので、それを若い年代のうちにできることは素晴らしい事だと思うので、私も意識しながらやっている。皆が何を上手くなりたいと思っているのか、それを叶えるためどうしてあげたらいいかを考えてやっている。」と思いを口にする。

さらに、松尾コーチは、「バレーボールを好きでいて欲しい。私たちの頃は、やらされてやることが多かったし、怒られないためにやるが多かったが、みんなには、自分の考え、上手くなりたいと思って、挑戦して欲しいと思う。そんな選手になって欲しい。」と願っている。

そんなグリーンウイングスジュニアが、今、大きな目標としているのが、今年10月に開催される「2025 SV-V.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP」だ。

【群馬グリーンウイングスジュニアU15】「2025 SV-V.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP」出場のお知らせ(群馬グリーンウイングス 公式サイト)

大会は、SVリーグなどが、ジュニア育成などを目的に、2015年より「Vリーグジュニア選手権大会」として開催してきたが、今回から大会名称を変更し、男女合わせて、SVリーグから29チーム、Vリーグから28チームのU15チームが参加する大会として、規模を拡大して行われることになった。

そして、今回、グリーンウイングスジュニアは、この大会に初めて出場する。

大会に向けて、丸山監督は、「チームとして、『初出場、初優勝』を目標に掲げた。他の出場チームの中には、力もあり、チームとして出来上がっているところもあるので、簡単ではないが、選手たちも、大会に向けて段々と意識レベルが上がってきている最中なので目標として掲げたい。」と話す。

田上キャプテンは、「皆で楽しんで、自分達らしいバレーボールをして優勝したい。」と話せば、井川副キャプテンも、「自分たちにできる一番いいプレーを出すことを目標に、なおかつ、見ている人たちも楽しめるような試合にしたい。」とモチベーションが高い。

SVリーグで歩みを始めたトップチーム同様、グリーンウイングスジュニアU15にとっても、歴史的な一歩を踏み出すことになる。結果にフォーカスするとともに、選手、チームにとって、素晴らしい経験になる事だろう。

群馬県内では、グリーンウイングスに限らず、様々なチームや指導者が熱心に子どもたちに向き合い、バレーボールの魅力、面白さを伝えながら、育成に取り組んでいるのは言うまでもない。一方で、群馬に限らず、全国的な共通している課題でもあるが、競技人口の減少、学生年代を終えた後、先々の受け皿として広がりを欠いている現状もある。

故に、グリーンウイングスが、SVリーグに参入した今、群馬県内で、そうした状況を好転させる活躍、取り組みをしていってもらいたいと期待する。

丸山監督は、「トップチームの下部組織なので将来的にトップで活躍する選手の輩出を求められている。いずれはそうしたい。」と夢を語る。

また、田上キャプテンは、「グリーンウイングスジュニアで頑張って、高校生になっても活躍できる選手になりたい。」と次なる舞台での活躍を誓えば、井川副キャプテンは、「選手もカッコいいけれど、将来的にはトレーナーや整体師など、選手をサポートできる人になりたい。」と思いを教えてくれた。

群馬グリーンウイングスには、群馬の子どもたちが、バレーボールを通じて得られたもの、感じたものを形にしていけるサポートができるようなクラブになっていく事を期待したい。

そして、グリーンウイングスジュニアにも、今後の活動、活躍を期待するとともに、直近の目標に掲げている「2025 SV-V.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP」を素晴らしい大会にしてもらおう。

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