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【GreenWings Interview】「一番は自分のスキルアップと、バレーボールに向き合う事を掲げて移籍を選択した。」- 工藤真帆 選手

「みんな、すごく優しくて、話しやすいです。いろんな方とコミュニケーションを取りながら出来ていて、練習も始まったばかりだけど、一緒に楽しみながらちょっとずつできています。私は、自分からは、あんまり行けないタイプなので受け入れてくれて嬉しいです。」

リベロとしての工藤真帆のコート上の印象は、どんなボールでも拾い上げ、仲間につなげる献身的な姿であり、躍動的な姿だったが、目の前で話をしてくれている様子は、常にニコニコ笑顔で、ほんわかと、温かみのある雰囲気が印象的だ。正直、プレー中の姿とギャップを感じずにはいられない。

だが、バレーボールの話になれば、プレー同様、明確な理由、強い思いをもってグリーンウイングスにやってきたことを語ってくれる。

「一番は自分のスキルアップと、バレーボールに向き合う事を掲げて移籍を選択した。チームが変わったことで、これまでとは違うチャレンジができている。環境が変わり新しいことが学べて、移籍してよかったと感じている。ワクワク楽しくやれている。」

工藤は、北海道出身で、高校バレーの名門・札幌山の手高校を卒業後、プレステージ・インターナショナルアランマーレ(現・アランマーレ山形)に加入し、2シーズン過ごしてきた。昨シーズンは、アランマーレのリベロとして、サーブレシーブ成功率45.7%で、リーグ12位の記録を残している。

近年、グリーンウイングスとしては、レセプション(=サーブレシーブ)で苦しんできた。昨シーズンも、チームとしてのサーブレシーブ成功率はリーグ11位の37.8%で、試合を観ていても、相手の強力なサーバーに崩され、思うような攻撃に繋げさせてもらえないことが多くみられた。

チームのウィークポイントを改善するために、彼女の加入は大きく、活躍が期待される。工藤自身も、レセプションにはこだわりを持って、チームに貢献しようと強く思っている。

「レセプションは自分の中では、ディグよりも得意だと思っている。メンタル面がレセプションに関わってくるので、日頃の練習から取り組み、試合で自信を持って立てるようにしたい。」

私をはじめ、多くのグリーンウイングスファンからすれば、V2時代からの長年のライバルである、アランマーレの主力選手を獲得することは、「禁断の移籍」とも感じるが、工藤自身は、「ライバルチームへの移籍はあまり迷わなかった。自分にフォーカスした移籍。」と気にしていない。

むしろ、彼女にとっては、『ホーム』と言える場所にやってきたと言えるだろう。なぜなら、高校の先輩で、慕っている存在でもある、道下ひなのとともにバレーボールができるからだ。

「ひなのさんとは、直接、ともにバレーボールをしたことはないけど、私が高校生の時に、学校に来て、指導してくれたり、アランマーレに入ってからも、会場で会えば、良くしてくれた。ひなのさんはすごく優しくて、対戦相手の時でも、勝ち負けはあるが、どんな時でも試合後には声を掛けてくれたり、一緒じゃない時から気にかけてくれた。ひなのさんがいることでとても心強い。」

高校の先輩に、絶大な信頼を寄せていて、同じチームでプレーできることを楽しみにしている。

「ひなのさんと、雰囲気、キャラクターが似ていると言われる。みんなからは、『北海道の人は、みんな、ホワンホワン(?)しているの?』と言われるんです。」と笑う。

道下もまた、オンとオフがしっかりある選手だ。工藤も、先輩同様に、コート上では見せてくれるだろうし、先輩との共闘が楽しみだ。

もちろん、先輩とだけではない、グリーンウイングスの選手として、新たな仲間とのバレーボールのイメージはしっかりできている。

「粘りのあるバレーをしようと話している。そのためには、レシーブが中心になる。私が、ボールを落としてはいられないし、積極的にボールを繋ぎ、声を掛けもしながら存在感を出していきたい。」

個人としては、工藤もリーグを代表するリベロのひとりだが、チームで考えれば、グリーンウイングス同様、難しいシーズンを経験している。それだけに、チームメイトだけでなく、グリーンウイングスのファンとともに、皆で勝利を掴み、重ねていきたい思いも強い。

「自分たちで意見を出し合ったり、話し合って、お互いに高め合いながら上に上がっていくチームになりたい、結果も出したい。ファンの皆さんに応援してもらえるように頑張りたいし、チームもいろいろ変わり新しいスタートなのでファンのみんなと一緒に上に行きたい。」

リベロとして、心強い仲間を迎え、新シーズンの楽しみが増す。グリーンウイングスで、工藤が新たなバレーボールと仲間に出会い、どんな成長を見せてくれるかも楽しみだ。彼女が、チーム浮上のキープレイヤーになる事は間違いないだろう。

それにしても、この雰囲気から、コート上では、どう変貌するのだろうか?

その問いに、工藤自身は、「キャラ変は、試合の時のお楽しみで!」と笑う。

工藤真帆の献身的なプレーとともに、彼女のキャラクターに惹かれるグリーンウイングスファンは多くなりそうだ。

 

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