ザスパ群馬は、27日、J2札幌からFW中島大嘉選手を育成型期限付き移籍で獲得したと発表した。背番号は「48」で、契約上、札幌との公式戦に出場することはできない。
北海道コンサドーレ札幌所属の中島大嘉選手 育成型期限付き移籍加入のお知らせ(ザスパ群馬 公式サイト)
なお、クラブによると登録期限上、今節・金沢戦の出場はできず、最短で第19節・松本戦から出場できる見通しだという。
中島選手は、クラブを通じ、「ザスパ群馬のファン・サポーター・スポンサーの皆様、はじめまして。中島大嘉です。サポーターの方々や、スポンサー企業の方々の熱い気持ちに応えるプレーを1つでも多く届けます。ザスパ群馬は、J3にいるべきクラブでは無いと思っています。そして自分の目標も高いところにあります。ザスパ群馬のJ2昇格を自分のゴールで掴みます。よろしくお願いします!」とコメントしている。
中島選手は、大阪府出身の23歳。長崎・国見高校を経て、2021年に当時、J1の札幌に加入した。
2022年には、U-21日本代表にも選ばれ、AFCU23アジアカップメンバーとしても活躍。
その後、23年に半年間、J1名古屋に期限付き移籍、昨シーズンは、期限付き移籍先をシーズン前半はJ2藤枝、後半をJ2水戸で過ごし、今シーズンは、札幌に復帰していた。
今シーズンは、J2で6試合1得点、ルヴァン杯では1試合1得点を記録している。
今季、リーグ戦の17節・鳥栖戦では、途中出場し、右サイドのクロスボールに対し、DFの前に入り、ゴールを決めている。
188センチと高さがあり、フィジカルが強く、ゴール前での空中戦、ゴールへ向かう推進力、突破力があり、常にゴールを意識したプレーを選択できる選手だ。
超・攻撃的サッカーを掲げながら、思うようにゴール数を増やすことが出来ず、勝利に繋げられていないザスパの現状を打ち破るには十分な力と可能性を秘めたストライカーと言えそうだ。
また、昨シーズンまで、札幌のコーチを務めていた沖田優監督に下でのプレーになる。中島選手にとっても、沖田監督にとっても、互いの特徴をよく知る中で、チームへの一日でも早い順応、そして、ゴール、勝利という結果にもつなげてくれることだろう。期待したい。