Jリーグは、17日、5月の明治安田Jリーグ 月間ベストゴールで、J3のベストゴールとして、第11節・FC岐阜戦で決めたザスパ群馬の加々美登生選手のゴールが選ばれたことを発表した。
ザスパ群馬と加々美選手も、同日、クラブを通じて、受賞の報告と喜びの声を伝えている。
「明治安田Jリーグ月間ベストゴール」5月度(J3)受賞のお知らせ(ザスパ群馬 公式サイト)
翌日、改めて、加々美選手に受賞の喜びとともに、今後へ向けた思いも伺った。
-今回の受賞について
初めてだったのでうれしかったし、今回の受賞で、ザスパが注目されたら嬉しいと思った。次は、ベストゴールだけじゃなく、月間MVPを取れたら嬉しい。そして、自分だけじゃなく、このチームでもっと勝利を重ねて、そういう賞をいっぱい取って、ザスパにいい選手がいるなと思ってもらえたら嬉しい。
-ザスパに移籍してきて学べている事、成長できている所はどんな所か
僕自身、初めての移籍で、学ぶことがいっぱいある。年齢も27歳の年になるし、若くない年代なので、今までと違う環境の中で、もっと責任感を持って、プレーの質を上げていかないといけない。まだ2点しか取れてないけど、もっと得点とアシストを重ねてこのチームを引っ張っていける選手になれるよう、練習のひとつのパスから意識してやっていきたい。
-コンディションも良く、調子も良さそうに見える
コンディションはすごく良い。天皇杯・2回戦の鹿島戦では、相手も、すごく良いメンバーで来てくれて、その中で自分はどのくらいやれるのだろうかと考えながらチャレンジした。その中で、通用する部分もあったし、課題も見えた。今は、リーグ戦で、スタメンじゃないのは悔しいが、出番が来たら仕事をするというのを常に真ん中においてプレーしている。これからも、今に満足せずに取り組みたい。
-チームとしてはここからどんな取り組みが必要か?
鹿島戦で思ったのは、決めきる力や勝負強さ。それが、今のザスパに足りない部分だと思う。丁寧さ、良い崩しはあるが、ゲーム全体でこの試合を勝ち切るというのが足りない。チームとして勝ち切る力を付けたい。ここ最近は、点も取れて、無失点の試合も増えてきている。球際だったり、みんなが責任をもって取り組めば、自然とそういう結果につながると思う。
今シーズンの新加入選手は、全体として足元の技術に長けた選手が多い。その中で、加々美選手は、特にドリブルでの突破力を特に買われてザスパが獲得した選手だ。先日の讃岐戦もそうであったように、相手の嫌がる所に、どんどん進入し、周りとのコンビネーションだけでなく、ひとりで仕事ができ、流れを呼び込める選手だ。そして、ベストゴールに選ばれたような思い切りの良さ、得点力も持ち合わせている。
「超・攻撃的サッカー」を標榜するザスパは、チームとして攻撃的なサッカーを体現しようと取り組んでいる。一方で、ゴール、勝利という結果を引き出す部分で、まだまだ苦しんでいる。チームサッカーを遂行する中で、加々美選手の様に、個人の良さ、特徴、そして、自分が決める、勝利に導くという部分をさらに見せてもらいたい。加々美選手をはじめ、皆が、ベストゴール、MVPを獲得できるような活躍で、チームとしてもここからの反撃に繋げてもらおう!
改めて、加々美選手、受賞おめでとうございました!そして、さらなる活躍を期待しています。

