1週間の宮崎キャンプを終え、ザスパの選手たちがザスパークに戻ってきた。選手たちから伝わるのは充実感、そして、2週間後に迫った開幕戦、その先へ向かう、強い思いだ。
キャンプでは、Jクラブと3試合のトレーニングマッチを行った。限られた時間の中ではあったが、始動から作り上げてきた「超・攻撃的サッカー」が、Jクラブを相手にどこまで通用するのか、自分たちのやりたいことがどこまで表現できるか、重要な時間だった。
西村恭史は、「チームとしても、個人としても、開幕に向けて有意義な1週間だったし、チームが目指すサッカーにだんだん近づいてきた。良い所も出たし、課題も出たキャンプだった。課題を突き詰めながら、開幕に向け、もっとやっていきたい。」と話した。
そして、石井僚も、「良いキャンプだった。まだ完璧ではないが、今年やろうとしている超・攻撃的サッカーというものを体現できたキャンプだった。」と振り返った。
キャンプ期間中に行われた、現地と結んでのオンライン監督会見で、沖田優監督も、「成果もあったし、課題もあった。半々ぐらいかな。」と振り返るなど、まだまだ、やるべき事もあるが、それでも一様に手ごたえや自信を深めたキャンプになったようだ。
また、キャンプでは、クラブや選手たちのSNS、動画サイトなどを通じ、和気藹々とした、仲のいい様子が伝わってきたが、群馬に戻ってきて、キャンプに行く前、以上に、一体感、そして、雰囲気の良さが伝わってきた。もちろん、ただの仲良しグループというのではない。
大卒ルーキーの小西宏登は、「プロになって初めてのキャンプだったが、先輩はみんないい人が多くて、これまであまりコミュニケーションがとれていなかった人たちとも喋る事ができた。よりチームとしてまとまったと思う。それは、全員感じていると思う。」と話した。
キャンプから戻ってきたチームを見ていると、これまで以上に、選手たちがより前向きな言葉を掛け合い、よくコミュニケーションを取りながら、互いの良さをどんどん引き出し合っている様子が伝わってきてきた。
充実のキャンプを過ごし、開幕まで、残り2週間を切っている。ザスパ群馬を愛する全ての人が願う、目指すべきものに向け、準備は加速し、強い思いで新シーズンに挑もうとしている。
山中惇希は、「僕らが優勝するためには、常勝軍団でなければいけない。開幕戦は、相手を圧倒して、且つ、『俺たちはここまでやるよ!』というのを示す場所だと思う。沖田サッカーを皆に披露する場。みんなも楽しみだと思うし、僕たちも楽しみだ。」と、リーグ開幕、そして、その先へ向かって、思いを強くしている。
開幕まで2週間。ライバルたちを圧倒する沖田ザスパのサッカーを待ち遠しく思いながら、我々も、新シーズンに向けた準備を進めることにしよう。