SASAnote DF 岡本一真選手がJ2山形に完全移籍-ザスパクサツ群馬

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サッカーJ2・ザスパクサツ群馬は、29日、DFで、今シーズン副キャプテンを務めた岡本一真選手が、J2山形に完全移籍すると発表した。今シーズンは、右SBのレギュラーとして30試合に出場、4得点を挙げるなど、ザスパ躍進の大きな原動力となった。

岡本選手は、クラブを通じ、「この度、モンテディオ山形に移籍することになりました。高校を卒業して右も左もわからずプロの世界に挑戦しましたが、優しく明るい先輩方やとてもアットホームな雰囲気のクラブに恵まれ『このチームに来たことは間違いではなかった』と思いました。またファン、サポーターの皆さんにはホームでもアウェイでも負けた試合後でも、どんなときも前向きな応援、声援がとても嬉しかったし、まだまだやらないといけないという気持ちにさせてくれました。そして自分がJ1や海外で活躍するためにはもう一回り二回り成長しなければいけないと、群馬での2年を通して感じました。また自分が群馬を離れることに様々な意見があると思います。チームとしてもこれからという時期に離れることになるのは申し訳なく思います。ですが、自分は群馬で培った自信と強い覚悟を持って新たな環境で挑戦することを決めました。成長した姿を必ず皆さんにお見せします。最後に、ザスパクサツ群馬でプロキャリアをスタートできたことを心から誇りに思っています。本当に2年間ありがとうございました。」と、クラブと仲間、そして、応援してくれた皆さんへの思いを綴っている。

 

もともと、プロ志向が強く、高卒でJリーガーの道を選んだ。また、海外志向も強く、1年目のオフには、スペインのクラブチームに練習参加するなどしていた。今シーズンは、ザスパでの活躍はもちろん、年代別日本代表のトレーニングキャンプにも初招集されるなどし、J2を代表する若手注目株のひとりとして、専門誌などにも紹介されるなど注目されていた。

 

「いつかは別れの時が来る。」覚悟はしていたが、その時を迎え、「ただただ悲しい。」その思いが先行する。

日ごろから、サッカーには移籍は当たり前、プロとして価値を示す、ステップアップすることが大事な事と口にしているが、やはり悲しい。それは、岡本一真というプレイヤーの持つ、サッカースキルやレベルの高さ云々ではなく、わずか2年という間にもかかわらず、多くのザスパサポーターを虜にしてしまう、キャラクターも含めた、スター性、人間性なのだと思う。

だから、移籍先が、同じJ2の山形だとか、J1だとか、海外クラブだとか、そんなことは関係なく、どこに行ってしまっても、岡本一真と戦えないことが悲しいのだ。

それでも、彼が決断した事、彼がさらに輝くために選んだ道ならば、やはり尊重し、これからも応援するという選択肢以外見つけることはできないだろう。

これからも、自らの夢を追い、掴んで欲しい。我々、ザスパサポーターのこの悲しみを癒すことができるとするならば、それは岡本一真が輝き続けてくれるという事に他ないのだから。

ザスパクサツ群馬をプロ生活の一歩目に選んでくれてありがとう、ケガなく、どこに行っても、我々に輝き続ける岡本一真を届けてください。本当に、ありがとう。

 

 

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