SASAmemo 最後まで変わらずに。何を上積んでいけるか-ザスパクサツ群馬公開練習フォトレポ

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アウェイで水戸に2‐1と逆転勝ちし、北関東ダービーを完全制覇するとともに、チームとしてもおよそ1カ月ぶりの勝利を挙げたザスパは、次節・山形戦に向けトレーニングをスタートさせました。

今シーズンのザスパのいい所は、どんな時でも浮き沈みなく、次にやってくる試合に向け、取り組めること。この日も、久々の勝利に浮かれることなく、試合に出た選手、出なかった選手関係なく、いつも通り、ピッチ内では熱のこもったトレーニングが行われました。

すでに来季加入が内定し、今シーズンの特別指定にもなっている仙台大の玉城大志選手も、先週から再合流。大事な試合が続く残り3試合ですが、どんどんアピールしてもらいたいですね。

そして、今週は、草津町のチャレンジャーズからアルタミラノ・ケンゾ選手が練習に参加。

練習後、少しお話を伺うと、今回が、初めてのトップチームへの練習参加という事でした。

練習参加の感想を聞くと、「普段とは違い強度も高く、最初は戸惑いながら入ったが、周りもプラスな声をかけてくれたので、そのあとは自信を持ってプレーする事が出来た。練習参加の話を聞いた時、最初は不安もあったが、気持ち切り替えてやるしかないと、気持ちをしっかり作って入れた。この経験をチャレンジャーズに持ち帰り、チームメイトにも伝えたい。」という事でした。

 

ちなみに、アルタミラノ・ケンゾ選手は、伊勢崎市出身で、高校は、伊勢崎商業。ザスパとの思い出を聞くと、「伊商時代には、何度もボールボーイで敷島に行っていて、ザスパを間近に見ていたので、今回、こうして一緒にできて嬉しい。」と笑顔で素敵なエピソードを教えてくれました。ぜひ、トップ昇格を掴めるよう、ますますの成長を期待しましょう!

チームはひとつ壁を越え、1カ月ぶりの勝利を上げました。

水戸戦を振り返り、大槻毅監督は、「みんな勝ちたいんだけど、成功体験、上手く言ったものに執着しがち。大胆さとかがなく、過去に上手くいったところに帰ろうという事になってしまっていた。毎試合、終わって何を乗っけるか、水戸戦では、乗せることができたのが良かったと思う。」と話しました。

チームとしてのベースは大事、勝ちを掴むためのスタイルにこだわることも必要ですが、安心できる場所にいる事の停滞でなく、さらに飛躍するための成長を求めてチャレンジした事が勝利につながったと考えているようです。

水戸戦を終え、PO圏内6位長崎とも勝ち点差2とその差が縮まりました。そして、ここからの3試合はPO争いのライバルとの直接対決です。追いかける状況に変わりはありませんが、大きなチャンスを前に、我々の気持ちは高まるばかりです。

一方、大槻監督は、「選手は少し、いろんなものを気にしたりするかもしれない。それはそれで悪くないけど、我々のやることは一緒。質を高めて、何を乗っけるか。エモーショナルな所だけではいけない。良い時も、悪い時もやる、その方が落ち着いていいと思う。もちろん、周りは、大いに盛り上がってもらいたい。」と話します。

目の前に集中する、そして、日々積み上げていく。言葉はシンプルですが、行動に移すにはとても大変な事です。ただ、それがいかに大事で、勝利という結果につなげてきたかをよく知っているのも、今年のザスパのチーム、選手たちだと思います。残り3試合、今シーズンのザスパを変わらずに貫いてもらいましょう。

一方、我々は大いに盛り上がりましょう。残り3試合、出来得る限りの最高の雰囲気で、選手たちに試合をしてもらえる環境を整え、ともに全力で駆け抜けていきましょう。

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