SASAmemo 目指すべき場所に向かって変わらずに、確かな歩みをーザスパ公開練習フォトレポ

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仙台戦に勝利し、2連勝、10試合負けなし、3試合クリーンシートと絶好調のザスパクサツ群馬。それでも、練習場には浮ついた雰囲気は一切なく、さらに結果と内容を求め、チーム内で切磋琢磨する頼もしい雰囲気の中、ハードな練習が続きます。

仙台戦では、先制点を挙げた中塩大貴選手。J初ゴールを振り返り、「プロで4年目で初めて取れてすごくうれしかったし、チームの勝利につながったのが一番。」と自身のゴールを喜びつつも、チームとしての狙いの中でゴールが取れたことを強調していました。

そんな中塩選手のゴールにつながったのが城和隼颯選手のゴール前への配給だったと個人的には感じています。普段からポジション関係なく、ゴールに向かう意識を徹底しているザスパだからこそ、あの場面で下げることなく、ゴール前という選択をしたのかな?と思いその質問をぶつけると、「本能的な感じで前を向けると思って、、、(笑)誰かに頼るのではなくクロスを入れたら何か起こるかなと思いました。」と城和選手。日頃の練習の成果はもちろん、自らがやる!という気持ちの強さがさらに備わって頼もしいですね。

大槻毅監督にもその辺りの事を聞くと、「練習の中ではやっている形、だからこそああいう判断ができたんだと思いますよ。」と評価。選手、チームとしての確かな成長を感じました。

新加入の杉本竜士選手は、ゲーム形式の中でも、周囲の選手と積極的にコミュニケーションを取り、自分との距離感、欲しいタイミングをかなり細かく伝えていました。更なる関係強化で、チームサッカーはもちろん、杉本選手のザスパ初ゴールにも期待が高まります。

今週は、東洋大学から来季の加入が内定、そして、特別指定選手としてJデビューも果たした田頭亮太選手が合流。ギラギラしてていい表情です。積極的なプレーは相変わらずですが、ゴールへの意識含め、大槻監督からはさらに高いものを求められている様子。帯同中のメンバー入り、試合出場、そして、初ゴールもあるか!?楽しみな若者です!

嬉しい話題は、武颯選手のコンディションが上がってきた事。ご本人にお話を伺うことはできませんでしたが、練習の様子を見る限りでは、武選手らしい、ゴールとボールに向かう力強い推進力を存分に見せてくれていました。

そんな武選手について、大槻監督は、「明るいし、周りにもいい影響を与えてくれる、いい所を出して欲しい。」と期待を寄せていました。多くのサポーターの皆さんも、武選手がゲームで躍動する姿を楽しみにしていると思います。いい準備をして、ゴールを挙げて欲しいですね。

武選手についてもうひとつ。練習終わりに、武選手が、中田湧大選手に強めの口調で要求するシーンがありました。もちろん、中田選手の可能性を信じた上で、更なる成長を願っての事だと思います。自分のコンディションを上げることが何より大切なタイミングですが、チームや後輩にも気を配り、役割を果たす姿が印象的でした。

チームの結果も好調で、史上最高のザスパに向かって突き進んでいますが、個々選手を見れば、皆が順風満帆というわけではありません。レギュラーを掴む選手もいれば、試合に出られない悔しい時間を過ごす選手もいる。その関係が、ちょっとしたことで変わることもある。夏を迎えてのザスパは、そうした傾向が強いように感じます。

もちろん、プロサッカー選手ですから、そうした事にいちいち感傷的になっていてはいけないのでしょうが、やはりチームは人で成り立っています。仲間への思いは理屈だけで片付けられるはずがありません。

武選手の話をしていた時、大槻監督は、「(岡本)一真も早く戻って欲しい、(高橋)勇利也も、なんとかシーズン中に復帰させてやりたい、、、」とケガで離脱中の選手たちを気遣っていました。それはチームの勝利のためにという事だけでなく、彼らのサッカー人生も考えた上で、早くサッカーをさせていやりたいという親心の様にも感じました。

長いシーズン、良い時、上手くいかない時、いろいろありますが、皆でそれを補っているからこそ、我々、応援する側は喜びを享受できているのだなと改めて感じた日でもありました。

リーグはあと12試合。いろいろなものが見え、手にしたい思いは増すばかり。だけど、このチーム、仲間とともに、ひと試合、ひと試合を大切に、積み重ねたい思いも増していきます。

まずは次節・金沢戦に向け、相手どうこうではなく、ザスパクサツ群馬らしく、目の前に全力で、みんなで進んで行きましょう!

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