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SASAmemo ザスパ公開練習フォトレポ-ザスパクサツ群馬

大分に0‐1で敗れ、これでリーグ戦4試合勝ち無しとなったザスパクサツ群馬。チームは、リーグ戦5試合ぶりの勝利を目指し、リーグ折り返しとなる前半戦ラストゲームの東京V戦に向けて準備しています。

梅雨時期らしい、どんよりとした曇り空、朝早い時間から始まった練習ですが、20~30人ほどのサポーターの皆さんが見守る中、トレーニングはスタート。ありがたいですね。

球際や動き出しなどを意識しながら、ゴール前の攻防やトランジションの練習。各選手が、迫力やスピードを持って取り組みます。

「いこうよ!いこうよ!練習から!!」と大きな声でチームメイトに呼びかける武颯選手、迫力あるプレーだけでなく、雰囲気作りでも積極的にチームのために役割を果たします。

得点での活躍が期待される川本梨誉選手、キレのある動きでシュート、クロスにと求められる役割を表現。東京V戦での今季初ゴールを期待したいですね!

大槻毅監督は、4試合勝利なしという現状について、「毎試合、相手は違うが、ゴール前のひとつひとつを凌ぐ、凌がないは全部の試合で言える事。ここからは、『総合力』というより、『応用力を伴った総合力』が必要」と話します。

前節の大分戦についても、「前半、苦労したが、その後、アジャストし、ボールを握り始めたが失点した。ボールを握った時、相手ゴール前どうだったのか?回数が少なかった。攻撃でも、守備でも、両ゴール前で、どうできるかにこだわりたいし、その差が出る、そこを高めていきたい。」と話しています。

選手たちの良さ、特徴を生かしながら、ザスパとしてやりたいサッカーを追い求め、貫き、総合力を高めるとともに、ゲームの状況、相手のサッカーに対応していける応用力がなければ、力が拮抗する現代のJ2では、勝ち点、勝利を掴むことは簡単ではありません。

総合力を高める部分については、これまで試合出場がない選手たちが頭角をあらわせるかがカギになります。

先の天皇杯では、ルーキーの小野関虎之介選手、菊地健太選手が、プロサッカー選手として公式戦デビューを果たしました。また、岩元ルナ選手は、天皇杯直後の大分戦で、開幕戦以来のメンバー入り、途中出場とチャンスを掴みました。

大槻監督は、「(岩元ルナのメンバー入りは)天皇杯のご褒美で入っているわけではない。次の試合で勝ち点を取るための人選をしている。」とキッパリ。それでも、天皇杯で機会を掴んだ選手たちについて、「初めより積みあがっている選手もいるので見逃さないようにしたい。」と彼らの努力、成長に、常に目を配っています。

今シーズンは、クラブ史上最高位で後半戦に入ろうとしています。応援する我々も、どこかソワソワ、そして、上へと先を見がち。

ただ、大槻監督は、「目標はあるが、きちんと目標をクリアした上で次のステージに行けるならそれは早い方が良い。でも、それが叶うかどうかも分からない、まずは1試合1試合やるだけだ。」とこれまでの姿勢を崩しません。

そして、「中長期的には、選手が育つ、価値が上がることを手放さないことがクラブの価値につながる。ちゃんとやって負けるなら次につながるし、逃げて結果だけではだめだし、結果を出すために何をやっていくかが大事。」とその過程を重視しています。

長いシーズン、上手くいく時、いかない時はあります。4試合勝ち無しと結果が出ずに、苦しい時間ではありますが、積み上げる姿勢、そして、チーム、選手が共有する課題、テーマを克服することで、勝利を掴み、重ねていけるのです。

応援する我々も、チーム、選手を力強く支え、思いをひとつに戦っていくのみです!まずは、東京V戦でのゴール、勝利を掴みましょう!

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