サッカーJ2のザスパクサツ群馬は、1月30日、所属する選手1名が、1月27日に受信した、Jリーグ提供の新型コロナウイルス感染症のPCR検査の結果、陽性判定となったことを報告した。
ザスパによると、当該選手は発熱などの症状はなく、速やかに県内の療養施設にて静養するという。また、保健所より濃厚接触者は6名と認定され、PCR検査を行う予定だ。なお、この6名は、検査結果が陰性であっても、2週間の隔離措置をとる。クラブは、2月8日から沖縄キャンプを予定しているが、陽性判定を受けた選手を含め、キャンプには帯同しないという。
なお、その他のトップチーム全選手、スタッフについても速やかなPCR検査を実施する予定だ。
クラブによれば、当該選手は直近の検温でも36度台で、37.5度を越えるような発熱症状も報告されていない。
ザスパからPCR検査の陽性判定が報告されたのは、去年3月、12月に続き、今回で3回目となる。ザスパも、試合会場や練習場など、これまで感染防止対策については、特に気を遣い、徹底してきただけにショッキングな事態となった。
先日は、同じ県内にある女子バレーボールチームの群馬銀行グリーンウイングスでも感染者が出ており、スポーツチームにおける、新型コロナウイルス対策の難しさを改めて感じる。
新シーズン開幕まで1か月を切り、チーム作りも本格化する中、選手の離脱は大きな痛手だが、まずは、陽性判定を受けた選手の回復、復帰を願うとともに、これ以上、感染が広がらない事を願うばかりだ。