ホーム最終戦の岩手戦で、チームJ2最多となる5得点を奪う圧勝で、J2残留を決めたザスパクサツ群馬。シーズンを通してみれば、残念ながら、今季も残留争いに巻き込まれ、チーム、クラブ、サポーター、それぞれに精神的にもタフな戦いが強いられたが、それでも最終節の前に残留を決められたことでほっと一安心というのが、私個人としての感想だ。
ただ、最終節は、北関東ダービーのライバル・水戸との一戦、しかも、互いに今シーズンの北関東ダービー優勝の可能性がある状態での最終節となるだけに、しっかりと気持ちを切り替え、勝ちに行く、そして、北関東ダービーを連覇する準備をしなければならない。
今シーズンの北関東ダービーの順位表を整理しておこう。
ザスパは、8節にホームで行われた水戸との対戦で勝利(○2‐1)、そして、栃木とはホームで対戦した21節はスコアレスドロー(△0-0)、アウェイで対戦した34節は、土壇場に細貝萌のPKで追いつき(△1-1)2分という結果に終わっている。
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田生命J2リーグ 第8節
🆚 群馬vs水戸
🔢 2-1
⌚️ 80分
⚽️ #内田達也(群馬)#Jリーグ#群馬水戸
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXLYeZ pic.twitter.com/5Alek5yBeK— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) April 3, 2022
細貝萌が落ち着いたPKを決め土壇場で追い着く❗️
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田生命J2リーグ 第34節
🆚 栃木vs群馬
🔢 1-1
⌚️ 90+7分
⚽️ 細貝 萌(群馬)#Jリーグ#栃木群馬 pic.twitter.com/ec7uuVstFY— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) September 4, 2022
一方の水戸は、ザスパ、栃木との初回の対戦ではいずれも敗れたが、前節、栃木とのアウェイゲームで劇的な逆転勝ち(○3-2)を収め、北関東ダービー優勝の望みをつないだ格好だ。
ザスパが、北関東ダービーを連覇するための条件は、いたってシンプルで、勝ち、または、引き分けでも、北関東ダービーの優勝、連覇となる。一方、仮に敗れると、水戸が逆転優勝となる。
ザスパは、岩手戦で、クラブ初となるJ2でひと試合5得点をマークしたが、大槻毅監督のスタイルを考えるならば、イケイケではなく、あくまでも、今シーズン作り上げてきたスタイルで挑むことになるだろう。
となれば、就任3年目を迎えた水戸・秋葉忠宏監督の攻撃的なサッカーを上手くいなしながら、鋭い攻撃で先手を奪う、それとともに、ボール保持の時間をより多く作る事で、水戸を封じ込めたいところだ。
また、水戸の秋葉監督は今シーズン限りでの退任が発表されている。
【秋葉忠宏監督 来季契約について】
この度、秋葉忠宏監督が2022シーズンをもって退任することになりましたのでお知らせいたします。
なお、2022シーズン終了まで引き続き指揮を執ります。コメントはこちら🔻https://t.co/PHOtsZbWlR#秋葉忠宏#水戸ホーリーホック pic.twitter.com/FBppWCN24u
— 水戸ホーリーホック (@hollyhock_staff) October 2, 2022
熱血漢で知られ、ザスパでも選手、監督として戦ったことから思い入れの多いサポーターも多いだろう。そんな秋葉監督の一区切りとなるゲームにガチンコ勝負ができるのは素晴らしい事だと思う。ザスパ側も、岩手戦同様、今シーズン積み上げてきたものをしっかりと出し切り、2022シーズンメンバーとのラストゲームを勝利で飾り、北関東ダービー連覇という形で締めくくりたい。最後の最後までザスパとともに戦おう!