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SASAnote 悔しい夏を越えて、成長を続けるルーキーたち-群馬銀行グリーンウイングス 藤井寧々選手、菊地実結選手

群馬銀行グリーンウイングスは、悔しい夏を終え、10月末から始まるリーグ戦に向け、練習を続けている。

「悔しい夏」とは、8月下旬に開催された、国体・関東ブロック大会で敗れたことだ。本国体出場を逃したこともそうだが、初戦で、大学チームの千葉県にストレート負けしてしまったことが、何より悔しい。青写真では、初戦を勝ち、決勝で、おそらく勝ち上がってくるであろう、V1埼玉上尾の埼玉県と出場枠を争うイメージを持っていたが、そのコートに立つことすらできなかったのだから。

大卒ルーキーとしてこの試合にも出場した藤井寧々、菊地実結のふたりも、悔しさを味わった。

藤井は、「サマーリーグが終わってから取り組んできた攻撃の部分を試合で出せると思って楽しみにしていたが、取り組んできたことを出し切るメンタルや力がなかった。」と振り返り、菊地も、「自分たちの準備を整えることで必死だった。本来なら、それができた上で、相手にどう攻撃を仕掛けるか、変化にどう対応するかということになるのに、自分たちの事で手一杯で、、、いつも監督が言っている、『攻める』というのをやってきたのに、それができず、自分たちでアワアワした状態だった。」と振り返った。

コート内で余裕が生まれなかった原因について藤井は、「スタッフに頼りすぎていて、自分たちでやることができていなかった」と反省を口にする。菊地も、「点差的な余裕、精神的な余裕があれば落ち着いてできたと思うができなかった。ブロックの立ち位置の間違いなど、一目瞭然の事も出来なかった。」と話すなど、チームとしての共有、理解はありながらも、実戦での対応力、若手主体の中での精神的な強さが足りなかった事が結果につながらなかったようだ。

10月末には、リーグ戦が開幕し、V1昇格を目指す戦いが本格化する。突きつけられた課題に向き合いながら、リーグに向けてチーム作りも加速させなければならない。

菊地は、「自分たちの強みを確固たるものにしないといけない。相手がどんどん変わるリーグの中で、自分たちの事で手一杯になったら、関東ブロック大会の二の舞になる。」と気を引き締める。そして、「誰がレギュラーになるかはまだわからないが、誰が出ても同じように戦えるチームだと思うので、出た時に、ひとり、ひとりの良さを理解した上で、攻撃や守りを作る、自分たちのコートを整えて向かっていくという事を練習から意識したい。」と、まずは、今回感じた、精神面や対応力の向上に向き合おうとしている。

一方、藤井は、「V1チームと練習試合もやっていて、気付くことがたくさんあったのでそれがうれしい。まずは、開幕までに、自分も、チームも、ひとつ、ひとつ、課題をつぶして、ちょっとずつ成長している姿を積み上げていきたい。そうすれば、リーグを通して強くなっていけると思う。最終的にV1昇格するために、リーグを通して、追及して、諦めず、妥協せず、どんどん成長していきたい。」と、日々成長の思いで準備を進めている。

春に大学を卒業した二人は、ルーキーになる。ただ、昨シーズンのリーグ戦でも、すでに内定選手としてVリーグのコートにも立ち、活躍をしてきた。ルーキーではあるが、期待は大きい。それでも、内定選手としての立場と、Vリーガーとしての立場では違う様だ。

昨シーズンの菊地は、内定選手ながらレギュラーシーズン、チャレンジマッチと多くの出場機会を掴んだ。それでも、「内定選手で来た時は、チームの事も知らずに、言われるままにしかできなかった、、、その分、みんなに助けてもらえた。」と、苦労が多かったことを振り返る。ただ、そうした時間を過ごし、ルーキーとして、春から新チーム作りを進める中、「いろいろ、分かるようになって、感じる事、思う事も出てきた。もう内定選手ではないので、チームのひとりとして、言わないといけないこともあるし、責任もある。」と話す。プレーとともに、頼もしい姿も届けてくれそうだ。

そして、藤井も、内定選手としてコート内外で、チームに流れを引き寄せる活躍を見せたが、「内定で来た時は、グリーンウイングスに入ったのも奇跡と思うくらい自信がなかった。」と振り返る。だが、そうした時間を過ごし、「いろんな練習をしていくうちに、ちょっとずつ自信もついてきたし、やりたいなって思うこともたくさん出てきた。1年目だからと遠慮せず、チームを勝たせられるような選手になりたい。強い気持ちを持たないといけない。」と、やる気に満ち溢れている。

大卒で、同期のふたり。今のグリーンウイングスでは珍しいコンビだ。そんな二人はコート外でも仲良しで、バレーの話を一番多くする間柄。そして、違う話をしていても、「結局、バレーの話になる!笑(菊地)」というほど、バレーボールが大好きだ。

「ふたりの中だけの話もあるし、大切なことが言える相手(藤井)」であり、「バレーの事で思いついたら、1回、ネネに聞く!(菊地)」という様に、強い絆で結ばれている。ルーキーだが、期待が大きいのは言わずもがな。V1昇格のために、「近い将来」ではなく、「今シーズン」、チームを勝利に、そして、V1へ導く、力強い活躍を見せてもらいたい。

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