今季への期待を大きく膨らませることに成功した開幕戦からチームは、次節の金沢戦に向け動き始めました。朝方こそ、風は弱かったものの、気が付けば、強く、冷たい赤城颪の中トレーニングをスタート。
開幕戦に勝利したものの、監督、選手は、結果、内容に満足せず。浮かれることなく、この日も緊張感ある練習となりました。
加入後、初ゲームできっちりゴールという結果を出した山根永遠選手。次戦、金沢はかつて在籍したチーム。恩返し弾で2試合連続ゴールに期待です。
山根選手とともに開幕スタメンを勝ち取った深堀隼平選手。開幕戦では献身さで貢献。ゴールの可能性も感じさせ、さらに連携を深め、まずは移籍初ゴールが欲しい所。
開幕戦では中盤の位置から良質なパスと的確な指示でゲームをコントロールした岩上祐三選手。セットプレーでもキッカーを担当。チームとしてもバリエーションは多そうなので、昨シーズン以上に重要な存在になりそうですね。
新10番として開幕戦はスタメン出場した田中稔也選手。彼が献身的で、頼りになる存在なのは言わずもがな。その上で、求められているゴール、アシストをどれだけ重ねられるか。結果をひたすらに積み重ね、サポーターの期待に応え、自身の価値をさらに高めたい。
ボールを運ぶ力は大槻体制では重要な要素。そこから質の高いクロス、パスをサイドから配球できる小島雅也選手の存在感はさらに増してきそう。ケガ無くシーズンを過ごし、得点力アップに貢献して欲しい。
開幕スタメンは移籍してきた2019年のJ3以来となった光永祐也選手。J2昇格後は、出場機会も限られ苦しい時間を過ごしたが、諦めず、続けてきたことが開幕スタメン、そして、勝利への貢献という形で実った。サイドはまだまだ激戦区。結果を積み重ね、レギュラー定着を果たしたい。
開幕戦のサプライズのひとつが、途中出場した川上優樹選手の右SB起用。大槻監督は、川上選手のスピード面を評価。プレーを見ている限りは、守備専念ではなく、攻撃参加もしっかりさせており、今後、どんな活躍を見せてくれるか楽しみな存在です。
スタメンを逃した選手たちも意欲十分。開幕戦は途中出場となった平松宗選手。競り合いの中での高さは期待通り。その上で、ポスト役、ゴール奪取のために、周囲との更なる連携面の向上が期待されます。
チームが良い雰囲気、緊張感の中で、若手、ルーキーたちも、チャンスを掴もうと猛アピール。高卒ルーキーの岡本一真選手も、先輩たちに負けじと、ボールの扱いの上手さなど、自身の良さを出しながらメンバー入りを目指します。
情熱の人、大卒2年目の山田晃士選手は、早稲田大の後輩で、ルーキーの田部井悠選手に、大槻監督にも負けない大きなジェスチャーと熱さでアドバイス(プレーへの要求?)をしていました。スタメン、メンバー入りへ、年齢、経験関係なく、練習から、皆が強い思いで向き合えているのが今年のチームの特徴であり、魅力でもあります。
そんな選手たちの良さを最大限に引き出し、やる気にさせるモチベーターでもある大槻毅監督。開幕戦の勝利で終わらず、さらにチームを上向かせ、そして、応援してくれる県民、ファン、サポーターを引き付けるためには、開幕2連勝が欲しい所。特別な事はなく、ただ愚直に当たり前のことを貫き通す。そんな最も難しいことをやり続け、次戦、金沢戦でどんなゲーム、結果を届けてくれるか。そして、シーズンを通じて、どんな成長、結果を見せてくれるか。次の試合、そして、ここから先が楽しみでなりませんね!期待しましょう。
<次節、試合情報>
明治安田生命サッカーJ2リーグ 第2節 ザスパクサツ群馬 vs ツエーゲン金沢
2月27日日曜 14:00 正田醤油スタジアム群馬(前橋市)