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【THESPA】攻撃力をもって相手を圧倒する。それこそが我々の選んだ道。

ザスパ群馬は、長野、鹿児島とアウェイ2連戦を連敗し、3試合ぶりのホームゲームとなる次節・鳥取戦に向け準備を進めている。

「超・攻撃的サッカー」を掲げ、2試合ともに複数得点を挙げられているが、それ以上に、2試合8失点、前節の鹿児島戦は5失点と厳しい結果の方が気になってしまう。

沖田優監督は、「攻撃を大事にしようと再確認したゲームで、点を取るくらいまでの時間は、良い課題修正の中で、次にステップに進んだというプレーができたが、失点した所や、失点するに至った過程において、だんだん自分たちのサッカーではなくなってしまった。判断、精度含め、一個、二個、違っていれば、コーナーも、得点も、与えることはなかったんじゃないか。」と振り返った。

守り方、失点の仕方よりも、自分たちのやりたい攻撃ができなくなってしまったこと、それがなぜできなくなってしまったのか、そちらの方が大事な事であり、攻撃で圧倒できていれば、そもそも、失点もなかったという考え方だ。

新チーム始動から、攻撃的姿勢を貫いてチーム作りを進めている沖田ザスパだが、その完成度合いで言えば、まだまだ途上という事になる。

沖田監督は、「点を取るまでの時間のいいプレーは偶然ではなく、みんながやってきてくれた中での必然だった。ただ、課題、未熟な部分もある。90分を通して、長く表現する事ができないんだなと感じたゲームだった。」と話す。

ただ、「理由は。はっきりしている。」とも話す。

この日は、オフ明けの初日でもあり、練習前には、鹿児島戦の振り返りも含め、1時間を超えるミーテイングを行い、自分たちがやるべきサッカーの再確認と鹿児島戦のフィードバック、そして、今後についても選手に伝えたという。

いつも以上に長い時間に及んだが、選手たちが、沖田監督のメッセージを受け取りながら、自分たちのサッカーを再確認したという。

 

ザスパがリスタートするために、新たなクラブアイデンティティーとして、「超・攻撃的」なスタイルを掲げ、新シーズンのスタートを切った。その思いに、沖田監督も、選手も、応援する我々も魅力を感じ、体現しようと思いをひとつにする思いは変わらない。

一方で、昨シーズンの悔しさがある。ゴールが見たい、勝ちたい、皆で喜び合いたい、そして、J2に帰りたい。「内容」も欲しいが、どうしても「結果」を渇望してしまう。

沖田監督も、そこはわかっている。その上で、「選手たちが、新チームが動き出して、日々の練習で、急激に自信を持ってくれたように、ここからも、日々の練習の中で、「ミスをしても自信がある、次はミスをしない!」という自信を積み上げることしかない。だから1回の練習、1本のパスに集中して、高めていこうと話している。(J3優勝、J2復帰のために)それを短時間で達成する以外道はない。」と考えている。

2005年のJリーグ参入以降、残念ながら我々は、攻撃的なサッカーでシーズンを過ごせたことはなかった。攻撃的なサッカーで、相手を圧倒し、ゴール、勝利を掴むことはサポーターのだれもが願う事だろう。

今年のザスパがチャレンジしているサッカーには、リスクが付きまとう、ただ、表現するためには、それを楽しむくらいの気持ちで、乗り越えていかなければいけない。そのために選手、チームには挑み続けてもらうしかない。そして、私たち、応援する者たちは、勇気をもって、何度でも、何度でも、突き進んでもらえるよう、声援、応援という大きな力で、ザスパを支え、背中を押し続けるしかない。

まずは、次節の鳥取戦、選手たちが自信をもって挑み続けられるよう、エールを届け、ともに戦っていこう。

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