8日に新加入選手会見を開き、その日の午後に、新チームが始動したザスパ群馬。
サポーターの皆さんも、新チームの始動を楽しみにしていたと思います。昨シーズンは、クラブとしても過去最高の成績を収め、今シーズンは、その中心メンバーの多くを残すとともに、攻撃面を中心に13名の新加入選手を迎えました。チームを預かる大槻毅監督も3年目のシーズンとなり、昨シーズンをベースに、どこまで積み上げ、高みを掴めるのか。既存選手の安定感か、新加入選手の勢いか、若手の台頭、躍進、ベテラン選手の存在感、果たして、開幕戦のスタメンは誰になるのか!?一方、クラブ目線で考えれば、シーズン中には、ザスパ長年の夢であり、待望の専用練習場併設のクラブハウスもついに完成、呼称も「ザスパ群馬」となり、オール群馬で新たなステージへ道を切り開く、ザスパのクラブ史上においても最重要シーズンと言っても過言ではないシーズンです!!!!!
っていうくらい、入れ込んじゃっているのは私だけじゃないと思ってます!笑
まぁ、でも、戦力分析的なお話は追々として。始動して、数日の練習で感じた今年のチームの雰囲気などレポートしていきましょう。
端的に言うと、始動して、数日練習を見て感じる現状の雰囲気は、「和やかで、いい雰囲気、でも、まだまだ大人しいぞ!」という感じです。(あくまでも個人の感想ですwww)
今シーズンは、新加入選手が13人、そして、J2が初めてだったり、若手選手が多いこともあり、既存選手、そして、新加入選手同士でも、元チームメイトや知り合いという関係はあまり多くないようです。選手たちに聞いても、「知っているのは〇〇選手くらいかなぁ。」、「まずは同い年でコミュニケーションを取っています。」、「同年代もいないんですよね。」などなど、サッカーはもちろん、キャラクター、性格も含め、関係づくりの真っ最中という感じです。
新加入の和田選手、船橋選手、大畑選手は1997年生まれの同級生。J3でも対戦していて知った仲ですね!
大卒ルーキーの田頭選手と玉城選手も仲良くジョグ。
小野関選手と高卒ルーキーの中野選手は、いつでも、どこでも、一緒にいるイメージ。微笑ましいです。
そんな中でも、細貝萌選手をはじめ、経験ある選手たちは新加入選手たちに歩み寄って、声をかけたりと、コミュニケーションを取っている姿があります。また、新加入選手会見で、「後輩たちを引っ張る存在に!」と話していた、髙澤優也選手も、2部練習の合間の食事の際には、若手を誘ったりと関係性を深める様子なども見られました。こういう存在感を出してくれるのは頼もしいですね!
また、練習を見ていても、コーチ陣が選手の名前を呼ぶとき、「あだ名(愛称?)」で呼ぶことが多いですが、新加入選手の中には、「苗字」で呼ばれていたりする選手たちも結構いて、チーム全体に新鮮さも感じました。どんな風に呼ばれるのかも楽しみです。
一方で、ちょっと気になるのは、「声を出せる選手」は誰なのかな?という所です。
例年、チームには、声で雰囲気を作る、引っ張る選手がいます。直近では、渡辺広大選手や山田晃士選手、畑尾大翔選手などなど。プレーはもちろんですが、誰よりも響き渡る声で、チームをプラスの方向へ導いてくれる選手がいましたが、今シーズンは、チーム始動から今の所、そうした声、選手は見当たらず、誰がその役割を担ってくれるのか注目しています。若い選手も増え、動きはキレキレなんですが、ちょっと大人しいのかなと感じる選手も少なくありません。初日は、北川柊斗選手や、新加入の近藤壱成選手から全体への雰囲気作りの声なども飛んでいましたがどうでしょうか?
もちろん、練習中、声によるコミュニケーションはちゃんと行われているんですが、ここぞのひと言だったり、全体を盛り上げよう!という声を出す選手はこれからというように見えました。正直、まだまだ、大槻監督の声の方が響き渡っちゃっていますので、監督の声をかき消すような、声を出せる選手、周りに言える選手、雰囲気を作れる選手登場を期待しています。
そんなこんなで、今年のチームはどんな感じなのかなぁと気になったりもしますが、初日から日没寸前まで、みっちりハードワークするなど、練習自体は、大槻ザスパでやるべき事を落とし込むところを懸命にやっている様に感じます。まずは、キャンプまでに、新加入選手を中心にザスパのサッカーを理解してもらい、ベースになる部分を確かなものにしていってもらいましょう。
新チーム始動から1週間もたっていない状況ですから、サッカーの事はもちろん、チーム内の人間関係、雰囲気作りなど、私が気になった部分も、さらにいい方向に向いてくれるでしょう。そして、その役割を誰が役割を担ってくれるんでしょうか。さらに一歩成長するためにも、「我こそは!」という選手の登場にも期待したいなと思っています。
ちょっと気になる部分も書きましたが、全体の雰囲気は良いですし、始動から強度が高い練習にも取り組めています。この後も、まずは開幕戦に向かって、体と心の準備もしっかりしてもらい、更なる躍進につなげていってもらいましょう!