SASAmemo 夏の移籍がいよいよスタート!

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Jリーグの夏のウィンドー(第2期登録期間)がいよいよ、あす7月21日から始まる。

すでにいくつかのクラブではシーズン後半戦に向けた補強として新戦力の獲得が発表されるなど動き出しているが、夏のウィンドーが開くことで、試合出場も可能となり、ここからより活発になってくるだろう。

20日の練習後、大槻毅監督に、補強について聞いてみると。

「俺は移籍しないよ!(笑)」との事。でも、これはこれで嬉しい情報ではあるんですけどね。

そして、本題へ。

まずは、すでにリリースになっている、ザスパから期限付き移籍することになった田部井悠選手(JFL・レイラック滋賀)と岩上祐三選手(J3・相模原)について聞くと、「サッカー選手だから、試合に出た方が良いし、自分の価値を示すならショーウィンドウに並ばなければいけない。普通の事だと思うし、当たり前のことだと思う。」との事。

他方、田部井選手は、前橋出身で、前橋育英卒、岩上選手も、前橋商業卒で、J2復帰後のザスパを支えた功労者でもあり、サポーター感情としては、わかっていても、受け止めきれないというのもあるだろう。

もちろん、大槻監督もそのことは理解している。

「もちろんスポーツなので、ストーリーが乗っかるから、地元で、前橋育英、前橋商業だというのもわかるけど、彼らの価値はそれだけではない。それを高める意味では(移籍は)重要なフェイズだったと思う。」と話す。

サッカー選手である以上、プロである以上、輝くべきは肩書ではなく、ピッチの上でのパフォーマンスなのだ。応援する我々も、ピッチで躍動するふたりを見たいという事に異論はないはずだ。

大槻監督は、「関わった人たちについては、いつも応援しているし、いつもハッピーになって欲しいと思っている。そういった意味ではいい形になって欲しいし、いい機会にしてもらって価値を示して欲しい。」と二人にエールを送った。

ザスパのユニフォームではないけれど、田部井選手も、岩上選手も、大切な存在だ。彼らが躍動する事を信じて応援していきたい。

一方で、ザスパにとっての補強について聞くと、「常に準備はしなきゃいけないけど、監督の私がひとりでできる事ではない。これはクラブ力。できる事、できない事がある。言えることはないし、決まっていることはない。」とコメントするにとどめた。

今シーズンのザスパは、J2が22チーム制になって以降、クラブキャリアハイの成績を収める勢いで力強い戦いが続いている。この所は、リーグ前半戦を戦ったメンバーが、コンディションの関係や出場停止などで欠場しても、これまで出場機会のなかった選手たちが遜色のない活躍で、ゴール、勝利に貢献するなど、層の厚さを示している。

個人的には、補強がなくても、クラブが目指す「勝ち点50、16位以内」は十分にクリアできると確信している。一方、POやJ1昇格というさらに大きな目標に進もうというなら、それ相応の補強も必要かもしれないが、正直、補強に掛けられる予算に余裕があるクラブではない。また、大槻スタイルは、チームとして、スタイルが確立されており、そこへの順応力も求められる事になるので、個人能力の高い選手が入ったからと言って、プラスアルファになるかどうかは簡単な事ではないだろう。

その上で言うならば、決定力のあるFW、両SBを中心としたDFの補強はチームの層をより増すことができるのではないかと思う。

夏の移籍は、8月18日が登録期限になるが、果たして補強があるのかどうか引き続き、情報を探りたい。

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