SASAmemo 23-24シーズンキャプテン 松尾奈津子選手Interview-群馬銀行グリーンウイングス

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新チームでの活動がスタートしたV2女子・群馬銀行グリーンウイングス。今回は、キャプテン・副キャプテンの3人に、新シーズンの意気込みなどを聞きましたのでお届けします。今回は、昨シーズンに続き、チームのキャプテンを務める松尾奈津子選手に聞きました。

5月中旬に新チームでの活動をスタートした群馬銀行グリーンウイングス。今シーズンも、キャプテンは、松尾奈津子に託された。久々に見るキャプテンの表情は、いつものように笑顔とやさしさに溢れているが、その中にも、早くも戦いに向かっていく強い気持ちを感じる。

松尾選手は、「いつもより長めのオフをもらったので、しっかりと気持ちをリフレッシュして、来る時には『やるぞ!』という気持ちで来ました。」とその理由を説明する。

昨シーズン、グリーンウイングスは、「V2優勝、V1昇格」という目標を掲げたものの、どちらもわずかに届かなかった。松尾選手は、「昨シーズン、入れ替え戦で悔しい思いをして、V2でも優勝できずに目標達成することができなかったので、その悔しさを今年晴らしたいという気持ちがある。」と、やはり、昨シーズンの悔しさが、新チーム始動の入りから、より気持ちを強くさせている。

さらに松尾選手は、「今年は入れ替え戦がないけれど、来シーズンからのSVリーグが始まる中で、私たちもそこを目指してやっているので、来シーズン、入れるようにというのと、入った時に勝てるチームになっていけるようにしたいという思いでスタートしました。」と、さらなる高みを見つつ、そこで戦うための準備を怠るつもりはない。

今シーズンのキャプテンは、過去の悔しさ、今の勝負、そして、チームの未来を見ながら、進んで行く事になる。

結果が出なかった昨シーズンだが、自分たちのバレーを通じて、どんなことを感じたのだろうか。松尾選手は、「全員バレーという所が今まで自分がやってきたことがなかったので新しい挑戦だった。そこの部分は、みんなでいろいろ考えながら成長できたことは良かったと思っているが、挑戦だけで終わらせてしまったというか、成長できた部分もあったが、結果として目標に届かなかったという部分は、全員バレーの中にも強さという所をもっと出していきたいと感じた。」と振り返る。

確かに、昨シーズンは、ここぞという所で、勝ち切れない試合、取りきれない1点が少なくなかった。シーズンや試合の中での勝負所がある。そこで如何に強さを発揮して勝ち切るか。今シーズンのグリーンウイングスの大きなテーマになるだろう。

そうした思いは、松尾選手自身もそうだが、チームにも浸透し、新チーム始動からチームの中にも意識としてあるようだ。

チームの様子を聞くと、「シーズンがスタートして、練習の中でも、トレーニングでも、アグレッシブにやっている。昨シーズンよりも、体的にも、スキル的にもパワーアップしていくことは意識してやっている。」と話す。

気合も十分、充実した時間を過ごしているなら、まずは、直近に迫る、V・サマーリーグでどんなバレーボールを届けてくれるのか楽しみにしたい。

松尾選手に、大会に向けた意気込みを聞くと、「私がこのチームに来てから、サマーリーグでは上位のグループに入ることができていない。そういった意味では、上位のチームでやりたいし、優勝を目指してやりたいと、強く思っている。」と話す。

大会の位置付けとしては、どのチームも新チームが始動したばかりで、本領発揮をする大会とは言い難い。だが、どういう状態であれ、勝負に徹する姿勢は大切な事だ。相手が誰でも、どんな選手であっても、ベストを尽くして勝ちに行く。グリーンウイングスにもその姿勢をしっかりとみせてもらいたいし、松尾選手も、その思いだ。

一方で、「その中でも、サマーリーグなのでトライできるところは沢山あると思う。自分たちの新しい発見だったりというのを出しつつ、グリーンウイングスらしさ、魅力を、応援していただける方々に届けていきたいなと思うし、そこにプラスして結果が出せるように頑張っていきたい。」と意気込む。

秋のリーグ開幕まで、まだ時間はある。それでも、そのリーグで目標を達成するための時間は、今、この瞬間から無駄にすることはできない。そして、松尾選手も、チームも、目指しているものはもっと先にある。

「まずはV2で圧倒的に優勝したいというのがあるので、そこに向けて、ひとりひとりが意識も高く持ちながらシーズンを迎えられたらなという風に思う。そして、目指しているSVリーグについても、上がるだけが目標ではない、上がってからがスタートだと思うので、そこでどれだけ勝てるチームにできるかというのが大事だと思う。」と話す。

V1から姫路が降格、これまでのV2各チームも力を付けている。V2優勝は簡単な目標ではない。ただ、SVリーグでの戦い、そして、そこで勝てるチームを目指しているグリーンウイングスならば、キャプテンが掲げる目標は至極当然のものだ。

昨シーズンの悔しい思いを晴らすために、今シーズン、そして、その先へ。松尾奈津子キャプテンは、今年も、仲間のために、ファンのために全身全霊をもって戦い、我々を導いてくれるはずだ。そんなキャプテンを我々も、しっかりと支えていきたい。

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