12月に入り、大槻毅監督の続投が発表され、以降、選手の契約関係について発表が続いているザスパ。今週の半ば以降も、来シーズンに向けた契約関係が発表されている。
7日以降、新たに契約更新が発表されたのは、髙木彰人選手、天笠泰輝選手、奥村晃司選手の3人だ。また、深堀隼平選手は、J3愛媛への期限付き移籍が発表されている。
髙木選手は、加入2年目の今シーズン、リーグ戦に22試合出場、1得点を記録。天皇杯では、2試合に出場し、2得点を記録した。シーズン序盤は、途中出場が主で、出場時間が限られたが、6/1の天皇杯2回戦・山形戦で、今シーズン初ゴールを挙げると、リーグ戦でもスタメン出場機会が増えていった。また、6/22の天皇杯3回戦・浦和戦では、J1チーム相手にゴールを決め、チームを勝利に導く活躍を見せた。攻守において、前線で、タフに、泥臭くプレーする姿でザスパを支えたが、7月下旬のトレーニング中に負傷し、右膝前十字靭帯損傷で、全治6~8か月と診断された。
髙木選手は、クラブを通じ、「リハビリからのスタートになりますが、しっかり怪我を治してチームに貢献できるように頑張りたいと思います。」などとコメント。まずは、万全の状態で復帰し、再び、髙木選手らしい、タフなプレーを届けてもらおう。
天笠選手は、加入3年目の今シーズン、リーグ戦25試合1得点、天皇杯3試合を記録した。
今シーズンは、左SHでの出場が増え、3/20 第5節千葉戦でスタメン出場を果たすと、3/30 第7節長崎戦では、J初ゴールを記録。シーズン序盤から中盤にかけて、スタメン出場を中心に、多くの出場機会を得るなど、飛躍のシーズンとなった。ただ、7/30 第29節甲府戦を最後に、以降、出場機会を失うなど悔しさを味わうシーズンにもなった。
天笠選手は、クラブを通じ、「地元出身選手として、強い気持ちを持って全力で戦います。宜しくお願いします!」などとコメントしている。地元・太田市出身で、地元の皆さんの期待も大きいひとり、来シーズンは、シーズンを通しての活躍に期待だ。
奥村選手は、2年目の今シーズン、リーグ戦27試合2得点、天皇杯3試合出場を果たした。ルーキーイヤーから大きく出場機会を増やすとともに、天笠選手同様、3/30 第7節長崎戦では、J初ゴールを記録した。シーズンを通じて、出場機会はあったが、スタメンはリーグ戦で3試合にとどまり、出場時間も、20試合以上出場した選手の中では最も少ない時間となるなど、もどかしさも味わったシーズンだった。
奥村選手は、クラブを通じ、「もっと試合に出てチームのために闘い、点を取りチームを勝たせる選手になります。」などとコメントしている。セットプレーでは、高い精度のキックも蹴ることができ、得点力アップのキーマンにもなり得る存在なだけに、ピッチ上で活躍する時間をさらに増やしてもらいたい。
そして、加入1年目だった深堀選手は、来シーズン、J3愛媛へ期限付き移籍することが発表された。
今シーズンは、リーグ戦で29試合に出場し2得点を記録、天皇杯では3試合に出場した。一瞬の切れ味を武器に、チャンスに関わり、ゴールネットを揺らすシーンもあったが、得点源として期待も大きかっただけに悔しいシーズンになっただろう。
深堀選手は、クラブを通じ、「群馬でのシーズンがあったからこそ成長できたと思えるように新天地でも自分らしくサッカーを楽しんで、そして何より多くのゴールを決めてたくさんの人を笑顔に出来れば良いなと思います。カテゴリーは違いますが気にかけて頂けると嬉しいです。」などとコメントしている。
愛媛への期限付き移籍は、今シーズンの進昂平選手に続き、2年連続となる。再びザスパの力となるために、まずは新天地での活躍、そして、ゴール量産を期待し、群馬からも引き続き、エールを届けたい。
契約更新はもちろん、新加入選手、そして、移籍など、ここから新たな動きも出てくる。来シーズンの体制が、最終的にどう形作られるか期待しよう。
<12/10現在 契約状況>*監督、選手のみ
☆新加入
川上エドオジョン智慧(J2徳島)
岩元ルナ(関東学院大学)
菊地健太(専修大学)
☆契約更新
大槻毅監督
田部井悠
清水慶記
髙木彰人
天笠泰輝
奥村晃司
☆期限付き移籍
深堀隼平(J3愛媛)
☆移籍、契約満了
中山雄登(JFL新宿)
一木立一
光永祐也
進昂平
渡辺広大