前節、ホームで岡山に0－1で敗れたザスパ。今季19敗のうち、1点差での敗戦は14回目。あとちょっと、もう一歩という所まで来ているのは誰もが感じるところですが、それでも、勝利、勝ち点に届かないもどかしい時間が続きます。

リーグはラスト9試合。次節は、アウェイゲームですが、北関東ダービーのライバル・栃木との一戦。残留のためにも、2年連続の北関東制覇のためにも、勝ち点3が必須のゲームに向け、チームは準備をスタートしました。

戦術理解、共有の部分、それと、ゴールを奪うために、積極性、正確性の部分に力点を置いてトレーニング。

常にゴールを意識したプレーでチームを活気づける白石智之選手

前節は契約の関係で出場できなかった川本梨誉選手。髪の色が明るくなりましたね～！動きもキレキレです。

田中稔也選手も、豊かなスピードを生かし、積極的にボールに関わっていました。J3時代だった2019年は、土壇場の『稔也ゴール』でJ2復帰に大きく貢献してくれました。チームが苦しい今こそ、田中選手の勝負強さに期待したい！

ディフェンスリーダーの畑尾大翔選手。この日のトレーニングでも、周りの選手に絶え間なく声をかけ、後方から引き締めていました。

今季は、左右のサイドバックで献身的なプレーを続ける小島雅也選手。前線は、新しい選手が増えましたが、さらに関係性を高め、アシストにつながるクロスをどんどん配給してもらいましょう！

細貝萌選手、風間宏希選手とともに、経験値、高い技術、そして、献身性で貢献する岩上祐三選手。栃木戦でも、勝利のために存在感を見せつけて欲しい！

前節の明るい話題で言えば、鈴木国友選手の復帰。夏の移籍期間に加入し、7/30 第29節甲府戦でザスパデビューを果たしたものの、ゲーム中のアクシデントで戦列を離れていた鈴木選手ですが、ゲーム復帰を待ちわび、岡山戦で、躍動する姿を喜んだのは私だけではないはず。

鈴木選手は「すぐケガをしてしまい、気持ちの部分が難しかった。1週間、サッカーの事を考えたくないと思ったくらい。」と当時の辛い思いを教えてくれました。ただ、「強い思いを持ってやってきたので、戻った時にしっかりできるよう、コンディションを落とさないよう準備していた。最短で戻りました。」と復帰へ向けた思いを語ってくれました。

試合に出た上で、ザスパのサッカーについては、「ある程度、自分たちの形があるのは外から見ていてもわかっていた。ただ、評価されるためには、勝たないといけない。ザスパのサッカーは、良いサッカーだし、やっているサッカーに自信はある。その上で、結果を出すために、最後のゴール前の質の部分を、僕たち、前の人は求めないといけない。」と決意を述べてくれました。

次節は、アウェイでの北関東ダービー・栃木戦。ザスパの現状を考えても、勝ち点3が必須の一戦です。そんな次節に向けて、鈴木選手は、「北関東ダービーは初めてなので、このダービーの歴史は分かっていないこともあるが、いろんなチームにいてダービーは経験してきたし、長く応援している皆さん、在籍しているクラブの皆さんにとって、いつも以上に違う試合になるというのは分かっている。選手はプレーでその責任を果たしたい。」と意気込みを語ってくれました。

次節、北関東ダービー・栃木戦は、サポーターのみんなにとっても待ちに待った声出し応援解禁ゲーム。選手たちに声援を送り、共に戦いましょう！今度こそ、ゴール、勝利という結果を選手たちとともに掴みましょう！