富士スピードウェイのレースで、28mm単焦点レンズ搭載のコンデジ、Nikon coolpix Aを使ってどのくらい撮影が楽しめるかという企画の後半です。前半のブログは下記リンク先からご覧ください。
SASAcam 富士スピードウェイでカメラ散歩-パドック・イベントエリア編
ご存じの通り、この所は、デジタルカメラの棲み分けも進んできて、写りの良さや性能を求めるなら一眼レフやミラーレス一眼へとシフト。市場を見るなら、一眼レフも過去のものとなり、よりハイスペックでありながら、小型軽量のミラーレス一眼へに進んでいます。
他方、気軽に撮るならわざわざデジカメなど買わず、スマートフォンのカメラ機能で十分という方も多いですよね。今どきのスマホなら、写りの良さも十分、SNSへの利用もサッとできるので、コンパクトデジカメ(コンデジ)の出る幕がなくなっている状況です。
SONYからも、大型センサーの1.0型イメージセンサーを搭載したXperia PRO-Iという機種が登場。
もはやカメラに、電話や通信機能が搭載されているようなものですね。私も興味があります。
もちろん、写りの良さはセンサーサイズだけに左右されるものでもないですが、スマホのカメラもどんどん性能が上がっていることには変わりありません。
故に、多くのコンデジは、その価値を見出せない状況、今風に言えば「オワコン」状態なのですが、、、それでも、軽量、コンパクトでありながら、写りの良さに秀でて、かつ、Nikon一眼のシックなデザイン(と個人的に思っている)coolpix Aの良さを引き出したいと、あれや、これやと楽しんでいる次第です。
ちょっと、前置きが長くなりました。
そんなわけで、展示車両を写すのもいいのですが、やっぱり走行マシンも写したいと思うのが常。とは言え、通常、200mm、300mm、それでも足りない望遠レンズが必要なモータースポーツ撮影において、28mmは、、、と思いながらも、走行しているマシンに一番近寄れる場所を探し、ピットスタンドの展望スペースへ。
さすがに、走行レーンまでは距離がありますが、ピットレーンであれば、そこまで遠くはない距離。
cooipix Aのシャッタースピード上限は1/2000と速くはないですが、それでも、速度制限のあるピットレーンなら十分。オートフォーカスも、静物を撮るAF-Sだけでなく、動体物を取るため常時、被写体の動きに合わせてAFが動き続けるAF-Fに合わせればOK。画像サイズも、一番大きい、サイズLで4928×3264あるので、トリミングしても、ブログサイズなら十分。あとは、ちょこちょこッと手を加えれば、、、
こんな感じや
こんな感じに。いかがですか?私としては、悪くない、むしろ、十分な写りと感じました。
設定を合わせ、いつものように流し撮りで。マシンのスピードも出ていないので、流し撮りも、シビアじゃないです。トリミングは必要ですが、想像以上に、良く撮れました。満足です。
走行写真も楽しめて、お待ちかねのグリッドウォークへ!スタート前の緊張感、華やかさを楽しみましょう!
SUPERGTも、コロナの影響で、しばらくグリッドウォークをやっていませんでしたが、この日は、多くの関係者、ファンを迎えて実施。私も、ご厚意で入場させていただきましたよ!
好きなチームはと聞かれれば、昔から、元祖・日本一速い男!星野一義さん率いる、カルソニック IMPUL Zを応援しています。
カルソニックブルーは、いつ見てもカッコいいです。カメラ的な視点で言うと、光沢感やレース前に降った雨の雨粒など、立体感もホントに素晴らしく表現してくれています。
あは!(・∀・)
真面目な話をすると、人物を撮る(ポートレート)でも、フルサイズくらいというと大げさかもしれませんが、レンズの良さもあってか、十分に表現してくれるカメラです。ただ、28mmなので、アップ目に撮るには、近づかねばならず、制限がある場面では、構図をかんがえないといけませんね。ちなみにこちらの写真はトリミングなしです。
群馬出身で、応援するドライバーのひとり、笹原右京選手がドライブするRed Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
予選最速で、PPスタートのWedsSport ADVAN GR Supra
Astemo NSX-GT
ARTA NSX-GT
ZENT CERUMO GR Supra
グリッドウォークなので、それなりに近い位置から撮影もできます。28mmという画角も、正面からでも、サイドからでも、ちょうどいいサイズでマシンが収まるので使い勝手がいいですね。トリミングの必要がないので、撮影に集中できます。それに、機材が大きくないので、込み入ったグリッド上でも、移動がスムーズで、快適でした。
モータースポーツは、一眼カメラ+望遠レンズの組み合わせが当たり前ですが、それなりのスペックがあるコンデジでも楽しめるなぁと新たな発見があり、楽しい時間でした。もちろん、プライベートで出かけるときは、フル装備wで出かけますけどね!
趣味と実益ではないですが、写真も通じて、スポーツの魅力や楽しさも伝えられたらなと思っていますので、引き続き、SASAnoteを楽しんでいただけたらと思います。ありがとうございました!