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SASAnote Vol.2 J2第39節 栃木戦プレビュー

6日日曜にアウェイで行われるJ2第39節栃木戦に向け、田中稔也選手、松原修平選手が、チーム定例のリモート会見で意気込みを語った。

水戸、栃木との北関東ダービーは、今季、3戦全敗(水戸2敗、栃木1敗)、結果もさることながら内容面でもいいものを出すことができておらず、チーム、選手、サポーター含め、悔しい思いをしている。

無失点での2連勝と好調のザスパ。一方、栃木も3試合負けなし(2勝1分)で11位へと順位を上げるなど元気だ。

松原選手は、ザスパの状況について、「町田戦は90分通して良かった。松本戦は苦しい時間が多かったが、岡村選手、渡辺選手が声かけあっていたし、岩上選手と内田選手のボランチのバランスも良かったので、難しい感じの守備は無かった。ただ、ボールを持った時にすぐ取られるのが課題。」と振り返った。

一方、栃木の攻撃については、「前線の明本選手、エスクデロ選手、矢野選手の3人の能力はJ2でも高い。ストロングを出させないことが大事だが、強さ、速さは、ザスパのCBも対応できるので心配していない。相手が、徹底してくるところに折れない事が大事。」と語った。

また、田中選手は栃木の印象について、「統一されている攻撃と守備があり、前がアグレッシブ、戦う姿勢を前面に出すチーム。」と警戒した。

好守に手ごたえをつかむザスパは、2試合クリーンシートと守りで結果を出している。他方、2試合4得点とゴールは生まれているが、チャンスの割に、シュート数、得点数につながらない課題もある。リーグ3番目に少ない失点の栃木相手に、1点の重みは増すことになる。そんな攻撃について田中選手は、「押し込める時間はあると思うので、思いきりや、ひとりひとりのアイディアを出しながらやれば絶対に点は入る。特にクロスの入り方、クロスの質など、意識を変えていけば点は入る。」と意気込んだ。

3シーズンぶりに帰ってきたJ2での戦い。しかし、その間に、水戸、栃木との差が広がってしまったことは認めざるを得ない。それでも、シーズンを通じて培ってきたものが、選手たちの自信、手応えとなっているのも事実だ。ライバルに追いつき、追い越すためにも大事な一戦になる。

松原選手は、「栃木は、ボールにガンガン来るが、自分たちの球離れを速く、ボールを動かして、相手の土俵にならないようにする事だ。相手のやり方はわかっているので対策はそんなに難しくない、後は自分たち次第。」と話し、田中選手は、「球際の所、当たり前の所を相手より上回ることが大事。サポーターも北関東ダービーで力が入ると思う、僕自身も絶対負けない気持ちで戦いたい。」と意気込みを語ってくれた。

苦しみながらも積み上げてきた奥野ザスパのサッカーを前面に出し、サポーターと共に、ザスパらしく、泥臭く、粘り強いサッカーで、北関東ダービーの1勝、そして、3連勝を掴み取るだけだ。

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